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現代は「こころ」の時代とよく言われます。科学技術が高度に発達した現代社会においては、そのなかで人はいかに生きるべきかという「人生の質・生活の質・生命の質(Quality of Life)」が問い直されるようになり、そのためにあらためて「こころ」の問題が重要視されることになっているといえるでしょう。
本研究科は、平成20年4月より、前身のコミュニケーション研究科心理学専攻を改組して独立させ、心理学単一の専攻としたもので、指導体制の強化やカリキュラムの見直しなどをおこない、より充実した教育研究がおこなわれることになりました。ただし、本専攻が人間の高次精神活動、つまり「こころ」の働きを、心理学的研究法を用いて多角的に捉える研究領域であることは、コミュニケーション研究科心理学専攻のときとまったく違いはありません。
したがって、これまでと同様に、異なる行動様式や価値観をもつ人々や社会を理解し、協調していく能力に関する諸研究をおこない、教育がおこなわれます。また、博士前期課程・博士後期課程ともに、生体情報心理学、社会心理学、臨床心理学の3領域で構成されることも変わりありません。
生体情報心理学領域は、生体が感覚刺激として受容する外部情報や、それらによって派生する内部情報の処理過程を、生理心理学的、認知心理学的、発達心理学的観点から究明していきます。
社会心理学領域は、個人の所属する集団の大きさから、小集団、組織、コミュニティ、大衆社会に分け、それぞれ、コミュニケーション論、対人行動論、コミュニティ心理学、文化心理学からアプローチします。
臨床心理学領域は、悩みや不安などを抱えながら生きている現代の人々のさまざまな「こころ」の問題を、臨床心理学や精神病理学の立場から考察し、その早期発見と対処法を究明します。
心理学という学問を通して、現代の複雑化した社会にしっかりとかつ柔軟に対応できる、高度な知識と技術を身につけた「こころ」のスペシャリストをめざす皆さんの入学をお待ちしております。
※専攻(コース)の内容については、平成24年度版のパンフレットをもとに作成しております。