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医療福祉研究科

研究科からのメッセージ

 ますます多彩に複雑に変容する社会福祉ニーズ。こうした時代と社会の要請に応えるために、本研究科は誕生しました。
 高度な知識と実践的技能を併せもつ、研究者と専門的職業人の育成が目標です。
 本研究科は、ソーシャルサービス専攻とコミュニケーション障害学専攻の2専攻です。コミュニケーション障害学専攻には、言語聴覚学コースと視覚科学コースが用意されています。「人権尊重」「共生」「医療福祉環境創造」を共通の統合理念に、ソーシャルサービス専攻では、より高度な社会的支援の確立を中心に、コミュニケーション障害学専攻では、コミュニケーション障害およびその支援への科学的アプローチを中心に、それぞれ独自の領域を深めます。
 カリキュラムは、両専攻ともそれぞれ精選された専門的講義科目、実践的な演習科目を多く設置。専門性を究めると同時に高度職業人育成をめざす、体系的かつ学際的な編成となっています。
 福祉領域の職場で活動しているスペシャリストや、医療現場でコメディカル・スタッフとして活動している職業人にリカレントの場を提供するのも、本研究科の使命です。
 大学卒業者はもとより、社会人、外国人留学生なども積極的に受け入れます。

ソーシャルサービス専攻

 福祉ニーズが多様化し、そのサービスの構造がますます複雑化する現代社会。こうした状況に対応するため、既存の社会福祉学の研究体系を基盤に、より広い視野に立って広範囲な支援サービス(ソーシャルサービス)を総合的に捉えるとともに、新しい社会福祉の理念・方法・政策を開発的に創造する専門的な知識も究め、地域社会に貢献する高度な専門職業人を育成します。また他職種や他機関との連携を図るコーディネーターや、福祉施設のリーダーとして活躍できる人材養成も目的としています。

コミュニケーション障害学専攻 言語聴覚学コース

 言語聴覚士の有資格者や言語聴覚学に関する研究をおこなう学生を対象に、言語聴覚学の最新知識の修得、臨床研究能力の訓練を重点的に進めます。医療福祉の現場で活躍する言語聴覚士の専門性を向上させるための講座を中心とし、より高度な専門家の養成を目標としています。

コミュニケーション障害学専攻 視覚科学コース

 視能訓練士の有資格者や視覚科学および視能訓練学に関する研究をおこなう学生を対象に、視覚科学・視能訓練学の最新知識の修得、臨床研究能力の訓練を重点的に進めます。特に、視覚の基礎研究とロービジョン研究を重視することで、基礎研究と臨床を結びつけることのできる、より現実社会のニーズに対応しうる人材の育成を目的としています。

設置の趣旨

 少子・高齢化の急速な進展、家族形態や生活スタイルの変化など、現代社会は急速な変貌を遂げています。社会福祉の分野も同様、福祉ニーズはますます多様化し、社会福祉への要請も、障がいの有無に関わらず、すべての人々の自己実現をサポートする自立支援・参加型へと変化しています。
 このような幅広い福祉ニーズに対応した新たな社会福祉システムの研究・開発はもちろん、それを担う深い見識と高度な専門性を備えた人材の育成は、現代社会の急務の課題といえます。
 「人権尊重」「共生」「医療福祉環境創造」を共通の統合理念として誕生した本研究科は、ソーシャルサービス専攻とコミュニケーション障害学専攻の2専攻です。ソーシャルサービス専攻では、より高度な社会的支援の確立を中心に、コミュニケーション障害学専攻では、コミュニケーション障害およびその支援への科学的アプローチを中心に、それぞれ独自の領域を深め、時代と社会の要請に応える研究者と高度な専門的職業人を育成します。

社会に開かれた大学院

リカレント教育を積極的に推進

 社会福祉や医療の各分野で活躍するスペシャリストから、リカレント教育への要望が高まっています。リカレント教育とは、ある専門分野の職業人が、その職能を高めるために、当該分野に関するより高度で専門的な知識・技能を修得する機会であり、また研究能力を修得する機会です。こうした状況下、本研究科は、本学の学部卒業生や他大学からの進学者はもとより、一般企業、官公庁、教育機関、福祉関連機関、医療関連機関で働く社会人、外国人留学生など、多様な学歴と経歴を持つ学生などを積極的に受け入れます。
 このため、大学卒業の要件を満たしている方はもとより、社会福祉施設や機関(※1)などで正規職員として、あるいは医療機関で常勤の言語聴覚士または視能訓練士として、入学時点で2年以上勤務している現職者で、施設・機関長から大学院入学後の現職継続の同意が得られる方であれば、本研究科を受験することができます。

優れた教育体制で社会人学生をバックアップ

 本研究科では、社会に開かれた大学院として勤労する社会人のキャリアアップに応えるために、弾力的な履修システムを整えています。
 入学時期は、4月と10月の2回。受験機会を増やすことによって、外国人留学生、外国大学卒業生、外国大学への留学希望者、ならびに社会人など、多様な学生に門戸を大きく開いています。入学選抜試験についても、一般学生用の入学試験とは異なる特別選抜入試を実施します。
 もちろんカリキュラムも弾力的です。社会人学生の限られた履修条件に対応するため、セメスター制を導入し、すべての授業科目を半年の学期ごとに完結するよう編成しています。また、授業の一部を夜間に開講したり、休暇期間を利用して授業を開講しています。
 さらに、本学の医療福祉学部・健康医療科学部・福祉貢献学部に開設されている科目は、修了要件単位外で30単位まで無料で履修できるようにし、向学心旺盛な学生を支援していきます。

(※1)社会福祉施設・機関などの範囲

  • 社会福祉法・介護保健法および社会福祉六法に定める施設・機関などでの業務に従事している者
  • 保健師、看護師ならびに保険医療施設・機関において社会福祉に関わる業務に従事している者
  • 学校教育および社会教育に関する業務で福祉教育・障害児教育に従事している者
  • 社会福祉士および介護福祉士養成施設、専門学校などで教育に従事している者
  • 更生保護事業およびそれに準ずる業務に従事している者
  • その他、社会福祉に関連した業務に従事している者で本研究科において認めた者

※専攻(コース)の内容については、平成24年度版のパンフレットをもとに作成しております。