
HOME > 学部・大学院 > 学部(2010年度以降) > 福祉貢献学部 > 福祉貢献学科 社会福祉専攻 概要
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誰もが自分らしく生きられる明日をめざして福祉を幅広い視点で学ぶ
<社会福祉の専門知識を活かし、人々の幸せを創造します>
これからの社会福祉がめざすことは、社会的弱者とされてきた人たち自身に自己決定(※1)の道を開いてもらい、あらゆる人が違いを共に生きられる社会を創造することです。そのためには、高齢者や障がい者への直接的なサポートにとどまらず、社会全体に対する支援や教育を通して、多様な立場や価値観、ニーズをお互いに認め合い、お互いに貢献し合える社会をめざすことが不可欠です。
そこで役立つのが、社会福祉学の専門知識です。既存の福祉サービスだけでなく健康、住宅などの生活する上で基盤となる幅広い知識を持ち、福祉全般に対するさまざまな相談に応じたり、利用者と社会福祉関係の機関やほかの分野の専門職を結びつけるコーディネーターとして活躍することをめざします。
※1 自己決定:みずからの生命や生活に関して、本人自身が決定できるという権利。
<人にやさしい社会をめざし、さまざまな分野で活躍>
社会福祉士(※2)の活躍の場は、多彩なフィールドへ広がっています。最近では、幅広い知識を持って生活支援をおこなえる専門家が民間企業で必要とされており、例えば高齢者と関わりの多い保険会社や銀行をはじめ、自動車や住宅、日用品など、暮らしに深く関わる製品を扱う企業でも、高齢者に対応できる製品づくりや福祉的視点を持つサービス提供ができる人材が求められています。また、ユニバーサルデザインの商品を扱う百貨店、福祉サービスや福祉に関わる研究調査といった活動をするシンクタンクやNPO、さらには将来自ら福祉活動をおこなう企業やNPOの立ち上げなど、あらゆる業種で専門知識を活かすことができます。
もちろん、社会福祉のプロとして、児童相談所や福祉事務所のような相談援助機関、障がい者や高齢者、子どもや母子のための施設、地域福祉を推進するための社会福祉協議会など多くの福祉機関・諸施設で活躍することも可能です。
※2 社会福祉士:昭和62年に制定された社会福祉業務に携わる人の国家資格。
<体験的な学習が実践力を鍛える>
社会福祉専攻では充実した実習室での面接演習、福祉施設での実習を通しての体験的学習を大切にします。こうした学習を通して、自発的に問題を発見し、主体的に行動できる力を養成できることも大きなメリット。ここで培った実践力は、将来、人にやさしい社会づくりに貢献する際に大きな力となるでしょう。
<心の悩みがある人へのサポート体制づくりが求められています>
現在、心の健康上の悩みで精神科を受診する人が増える傾向にあります。心の病気や障がいは決して特別なことではなく、思春期・青年期の問題をはじめ、子育て不安や働き盛りの人のストレス、高齢者の悩みなど、私たち一人ひとりにとっても身近なものとなっています。そうした中で、心の病気を負った人たちが社会生活を取り戻し、一人の自立した人間として生活できるような支援体制作りが求められています。
<精神的な病を負ってしまった人たちが共に生きられる社会をめざす>
心の病気を負った人は、病気の治療を継続していくという重荷がある一方で、病気についての周囲の理解が得られなかったり、日々の生活に苦手なことがあったりして生きづらさを感じています。しかし、精神に障がいを負った人たちへの支援は長い間、医療的ケアに限られ自立生活への支援は立ち遅れてきました。
精神保健福祉士(※1)は、精神に障がいを負った人たちの自立生活をサポートすることを目的に、平成9年に制度化された新しい専門職です。精神的に病を負ってしまった人たちが自分なりの生活の仕方を選択できるように、周囲の理解を高めたり、相談を通して問題解決の糸口を見つけたり、必要な社会サービスの活用を支援したり、当事者の自信や意欲の回復を支援することなど、幅広い役割が期待されています。
※1 精神保健福祉士:精神に障がいを負った人たちへの生活支援を主業務とする国家資格の福祉専門職。
<心の時代に求められる精神保健福祉士としての専門性を養う>
精神保健福祉士をめざす上では、社会福祉の視点に加えて精神医療や精神保健に関する知識も幅広く身につけます。多くの人々が心の課題と向き合う現在、精神保健福祉士としての専門性は、医療機関や社会復帰施設(※2)などにとどまらず、あらゆるフィールドで広く活用することができるでしょう。
※2 社会復帰施設:精神に障がいを負った人たちが地域で暮らしていくために必要な援助活動、地域活動をおこなう拠点としての施設。
自由な学びと新たな可能性が自分を伸ばし、社会に貢献できる人材を育成。
一人ひとり個性も歴史も異なる「人間」を対象とするため、人間に対する理解を深めることが福祉の第一歩です。子どもから高齢者までの人生を見つめ、自分自身を振り返ることで、人間を洞察する力を磨き、社会に貢献するための基本的能力を育てます。
世界に類を見ないスピードで少子高齢化が進む日本では、あらゆる職場において福祉や子育て支援へのまなざしを持つ人材が強く求められています。そのため、福祉貢献学部で身につけた専門知識や福祉的なものの見方は、社会福祉や保育、幼児教育の専門職としてはもちろんのこと、さまざまな業種の民間企業をはじめ、公的機関、NPOなど、多くの分野において広く活用することができます。
理論と実践という2方向から専門知識を身につけるのが、福祉貢献学部の学習スタイル。机上で学んだ理論を現場で応用することで、学びをより深めることができます。そのため、講義に加え、学内演習や学外実習を積極的におこない、生きた知識を得ることを重視しています。
高齢者や障がい者、保育などの専門家をはじめ、心理学や精神医学の専門家など、福祉貢献学部の教員は専門領域を究めたスペシャリストが一同に顔をそろえます。資格取得に必要な専門知識はもちろん、社会学や心理学、保健などの周辺分野についても多彩な知識を得ることができます。
福祉貢献学部では、資格取得に必要な基礎学力の修得と並んで、応用力のある自由な発想を鍛えることも重視しています。演習やゼミで自分の意見や考え方を表現・発表することを通して、社会のあらゆる分野で役立つ発想力を養います。
社会福祉に関する基礎知識を身につけるために、社会福祉専攻では、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格の取得をめざします。指定された科目を履修することで、それぞれの資格取得が可能です。
社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験合格をめざし、コンピュータを使って自習ができるシステム「e-Learning」を導入しています。国家試験の幅広い試験問題に対応するため1万題を目標に対策問題を用意し、そのデータをU S Bメモリなどに保存して、自宅でも繰り返し学習できるよう学生に配布します。対策問題は、初級・中級・上級の3 段階にわかれ、さらに、解答にかかる時間を計る機能、間違えた問題を自動的に集約する機能などを備えており、学生は自分の理解度を把握し、苦手分野を克服しながら着実に知識を身につけていくことができます。また、このシステムを活用し、教員が学生の達成度を的確に理解することができ、一人ひとりのレベルに応じたきめ細かな指導が可能になります。
さまざまなお客さまと接する流通・サービス業をはじめ、住宅や日用品、衣料品、自動車など暮らしに密着した製品を作るメーカー、高齢者や子育て世代向けの商品を扱う保険会社や旅行代理店、銀行、アミューズメント業、また、公的機関やNPOなど、あらゆる業種・業態において、社会福祉や子育て支援に関する専門知識を持った人材が活躍しています。
社会福祉士・精神保健福祉士の資格を取得し、福祉施設などで専門家として活躍します。
※1:2010年度卒業生の社会福祉士の合格率は46.0%でした(全国平均合格率:28.1%)
※2:2010年度卒業生の精神保健福祉士の合格率は85.7%でした(全国平均合格率:58.3%)
※3:任用資格−公務員採用後、特定の業務に任用されるときに必要とされる資格