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瀬戸信用金庫理事長・鹿島幸男さん 他

2012年4月24日

瀬戸信用金庫と愛知淑徳大学との産学連携に関する協定書調印式を開催

 平成24年4月24日、産学連携に関する瀬戸信用金庫と愛知淑徳大学との協定を結ぶ調印式が、長久手キャンパスでおこなわれました。瀬戸信用金庫理事長の鹿島幸男さん、瀬戸信用金庫常務理事の藤浪芳勝さん、瀬戸信用金庫総合企画部長の岡田好雅さんの3名をお迎えし、愛知淑徳大学からは島田修三学長、石田好江副学長、ブイ チ トルンCCCセンター長、粟野泰次事務局長が参加しました。小田橋恵子CCC事務室長の司会進行のもと、鹿島幸男理事長と島田修三学長の間で調印が交わされ、和やかな雰囲気の中で記念撮影などがおこなわれました。

協定締結のきっかけは、地域でのボランティア活動

 式では、ブイ チ トルンCCCセンター長が連携協定に至った経過を説明しました。「名古屋市で毎年5月に開催されている『堀川フラワーフェスティバル』に多くの学生たちがボランティアとして参加し、花の管理などさまざまな活動に励んでいます。このイベントに、瀬戸信用金庫の庫員の方々も参加しており、学生たちと交流していました。こうしたつながりを活かして瀬戸信用金庫と愛知淑徳大学が連携し、地域の発展に貢献する取り組みを展開していくために、協定締結の運びとなりました」。
また、鹿島幸男理事長からは「これまでは産学連携というと"産業界と大学の橋渡し"が中心となっていましたが、愛知淑徳大学との連携は前例にとらわれず、直接的な協調をめざします。さまざまな地域活動の企画、調整、実行をしていきたい。また学生の皆さんに実践的な活動の場を提供し、若い力を活かした取り組みを支援していきたい。このように考えています」と、希望に満ちた言葉をいただきました。

互いの力を合わせ、地域社会の発展に貢献するために

 こうしたあたたかな言葉を受けて、島田修三学長は、「地域に足を踏み出し、さまざまな人と接して、学生たちには生きた知恵や実践的なコミュニケーション能力を身につけてほしい。我々はそう願っています。今回、産学連携の機会をいただいて、これから学生たちが地域にどう貢献していくか、瀬戸信用金庫の方々にもご指導いただきながら共に考え、共に行動していくことを心から願います」と深い謝辞や今後への期待を述べました。さらに、鹿島幸男理事長が「瀬戸信用金庫は、瀬戸市だけではなく名古屋市16区のすべてに店舗があります。各地区の地場産業、商店街などとのお取引があり、まちおこしに直結した活動が展開しやすいでしょう。学生の皆さんにはそうした現場で多くのことを学んでいただけると思っています」と熱心に語ってくださいました。
今回の産学連携に関する協定をきっかけに、瀬戸信用金庫のCSR活動や愛知淑徳大学のアクティブラーニング(体験教育)がより充実し、学生たちの活動の場がさらに広がっていくことでしょう。