報告

2015年09月16日

愛知淑徳学園創立110周年記念祝典・コンサート 愛知淑徳学園創立110周年を祝う会

愛知淑徳学園創立110周年記念祝典・コンサート 愛知淑徳学園創立110周年を祝う会

平成27年8月23日(日) 日本特殊陶業市民会館
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋

次の10年、20年に向けて、学園関係者の心が響き合いました。

 「10年先、20年先に役立つ人材の育成」をめざす創立者のゆるぎない熱意のもと、1905年に誕生した愛知淑徳学園。明治政府が男子の教育に力を注ぐ時代のなかで、県下初となる私立高等女学校として愛知淑徳高等女学校を開校させました。時代の動向に敏感な"進取の気象"にあふれた教育を実践し続け、1975年には愛知淑徳大学を開学。そして1995年、世代、性別、国籍を超えて、人々が共生の道を探っていくことが重要な課題であるとの認識に立ち、男女共学体制に移行しました。そのときに掲げられたのが、新たな大学の理念「違いを共に生きる」です。2015年は、学園創立110周年、大学開学40周年、男女共学化20周年を迎えます。この節目の年を記念し、8月23日(日)、「創立110周年記念祝典・コンサート」が日本特殊陶業市民会館で開催されました。

 開会に際して小林素文理事長は「これからも教職員が一丸となり、何よりも生徒・学生が光り輝ける学園、卒業生に誇りをもって母校と呼んでもらえる学園、地域社会に信頼される学園をめざし、愛知淑徳らしく『伝統は、たちどまらない』の姿勢を貫くことにより、一歩一歩誠実に歩んでまいります」と固い決意を述べられました。

 記念祝典・コンサートの演目は、創立110周年を記念してつくられた「愛知淑徳学園祝典序曲」、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」、チャイコフスキー「交響曲第5番ホ短調 作品64」。日本のジャズ界を代表するピアニスト・小曽根真氏、新進気鋭の指揮者・川瀬賢太郎氏が率いる名古屋フィルハーモニー交響楽団、そして愛知淑徳中学・高等学校管弦楽部と愛知淑徳大学アンサンブル・シュネッケが共演を果たしました。アンコールでは校歌や大学歌が演奏され、力強く美しいハーモニーがホールに響きわたりました。

 鳴り止まない拍手に包まれ、記念祝典・コンサートは閉幕しました。続いて、会場をANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋に移し、「創立110周年を祝う会」を開催。教職員や同窓生、後援会の方々などが共に祝杯を上げ、会場のあちこちに笑顔の輪が広がりました。歓談の時間に合わせ、50年前に制作された創立60周年記念映像や、現在の生徒・学生の活躍を記録した創立110周年記念映像を上映。学園が積み重ねてきた輝く日々を振り返り、愛おしむひとときになりました。
 色彩豊かな音とともに、学園関係者一人ひとりの思いも響き合った、記念祝典・コンサートと祝う会。新たな門出として、10年先、20年先への希望や期待感に満ちていました。