報告

2016年04月14日

平成28年度 愛知淑徳大学 入学式

平成28年度 愛知淑徳大学 入学式

平成28年4月2日(土) 名古屋国際会議場(センチュリーホール)

新たなスタートラインに立った、約2,300人の新入生たち。
互いに高め合い、めざす未来へと歩みを進めます。

 桜が満開のときを迎えた4月2日(土)、名古屋国際会議場 センチュリーホールにて愛知淑徳大学の入学式がおこなわれました。約2,300人の新入生が輝く笑顔で続々と来場し、会場は晴れやかな雰囲気に満ちていました。

 入学許可を受けた新入生に向けて、島田修三学長は式辞として「課題」を出しました。「学問的な専門性の枠を超えて身につけてもらいたい人間としての教養・見識が、『違いを共に生きる』という理念です。さまざまな『違い』を持つ仲間の一人として肩を組み、助け合い、共に学び、高め合いながら、充実した学生生活を送ることを心から願っています。『違いを共に生きる』、これが今日から愛知淑徳大学の学生となった皆さんに、私が差し出す大きな課題です」と語りかけた島田学長。これからの学生生活で出会う多くの人たちと、互いの個性や価値観を理解し合い、視野を大きく広げて自らを成長させてほしいと期待を寄せました。

 来賓の祝辞として小林素文理事長は「良き友、良き師、良き書と出会い、感受性を豊かに、好奇心を旺盛にして学び、納得のいく大学時代を過ごしてください。大学歌のタイトルのように、皆さんは『青春無限』です。天の高みへ夢を掲げて、社会に貢献されることを祈っています」とあたたかな言葉を贈りました。
 こうした先生方の思いを受けとめ、新入生代表は「それぞれの夢の実現に邁進して努力を積み重ね、新たな仲間と互いに励まし合い、向上していきます。愛知淑徳大学の学生として誇りと自覚を持ち、実りの多い学生生活を送ります」と宣言。新たなスタートラインに立った一人ひとりが、めざす未来を見据えて力強い一歩を踏み出しました。

入学式とともに開催された行事

ガイダンス

 「大学生活には"自分から求める姿勢"で臨もう」「海外留学で広い世界を知ることが、卒業後のキャリアにもプラスになります」「学内外のボランティア活動で自分の視野や出会い、チャレンジの幅を広げよう」「早くから自分の将来と向き合い、変化に対応し、変化を生み出せる人になろう」
 ガイダンスではこうした教員たちの激励の言葉が投げかけられました。学生生活、国際交流・留学、ボランティア活動、キャリア教育・キャリア支援に関する情報の数々は、有意義な日々を送るための重要なカギとなります。その一つひとつをしっかりと受け取った新入生は、自らを成長させる新たなトビラを開いていくことでしょう。
 さらに、斎藤和志副学長による「防災ガイダンス」も開催。防災の基本情報、学内で実施される防災訓練について説明があり、大切な命をいかに守るか、巨大地震に備えて考えを深める場となりました。

新入生歓迎演技

 よさこい、フラダンス、空手道、チアリーディングなどのクラブ・同好会7団体が「新入生歓迎演技」を披露しました。入学を祝う熱烈なパフォーマンスが繰り広げられると、新入生たちは大きな歓声や拍手で先輩の思いに応えました。
 愛知淑徳大学のクラブ・同好会は約90団体あります。新しい仲間や夢中になれるものとの出会いが、学生生活をいっそう充実させます。

学生ボランティアによる「パソコンテイク」

 入学式では、障がい学生支援活動団体「あすてく」の学生たちが「パソコンテイク」を実施。音声情報をリアルタイムで文字化し、スクリーンに映し出して、聴覚に障がいがある学生や保護者の方をサポートしました。
 また、ガイダンスでは高橋啓介副学長が「あすてく」の活動内容を紹介。「障がいもひとつの個性です。その支援を通して学生たちが互いの心をつなぎ、『違いを共に生きる』を実践してもらえたらと願っています」と語り、仲間と支え合い、高め合うことの尊さを伝えました。