成長

2015年10月19日

子どもたち一人ひとりの笑顔。その輝きが、教員としてのチカラになる。

vol.38

現代社会学部 現代社会学科 メディアプロデュースコースOB[2007年度卒]

「教員になりたい」という夢に向かって、何事にも全力。

 生徒会活動や吹奏楽部での活動、学校行事など、「やってみたい!」と感じたことに思いきり打ち込んだ、愛知淑徳中学校・高等学校での6年間。「教員になりたい!」という夢を見つけ、愛知淑徳大学 現代社会学部に進学後も教職課程の学修をはじめ、国際理解に関する研究、サッカー部のマネージャー業など、多くのことに力を注ぎました。西尾林太郎先生のゼミに所属し、台湾でのフィールドワークにも参加。現地の学生と協力して台湾人のアイデンティティーに関するヒアリング調査をおこない、多様な文化や価値観があることの尊さを学びました。

 教職課程科目は、通常の学部での専門科目にプラスして履修するため、勉強の量が多くなる分、毎日が充実していました。教職志望の学生が自然と集まり、「どうやって勉強している?」「模擬授業の練習をしよう!」などお互い励まし合って頑張り続けました。
 転機となったのは、小学校でのボランティア活動。名古屋市の「ふれあいフレンド」に愛知淑徳大生として初めて参加しました。それまでは中学校・高等学校の社会科教員をめざしていましたが、大きく成長していく小学生の子どもたちを見守り、個性や可能性を伸ばす小学校教員になりたいと強く思うようになったのです。そして愛知教育大学大学院に進学して初等教育を専門的に学び、小学校教諭一種免許状を取得。名古屋市の教員採用試験にも合格し、夢をかなえて教員の道を拓きました。

「違いを共に生きる」の心を、子どもたちにも伝えたい。

 名古屋市公立小学校の教員になって、7年目。結婚し、息子を出産後の1年間は休職して、今年の春に復帰しました。新人時代から、子どもたちのキラキラした笑顔がパワーの源。日々の業務の多さに圧倒されながらも、教員として走り続けてきました。現在担任しているのは、1年生のクラスです。初めての小学校生活が「楽しい!」と思ってもらえることを一番大切にして、元気で明るい学級運営を心掛けています。
 目標は、西尾先生をはじめとする愛知淑徳の先生方のように、教えること・探究し続けることを心から楽しむ教員になること。自分らしく笑顔で教壇に立つことが、子どもたちがのびのびと頑張っていける支えになると信じています。教員として、人として、大学の理念「違いを共に生きる」の心を忘れず、すべての出会いや経験を大切にして向上し続けたいと考えています。