成長

2015年10月19日

なぎなたを通して鍛錬を重ね、人として成長し続けたい。

vol.37

現代社会学部 現代社会学科 メディアプロデュースコースOB[2007年度卒]

第6回世界なぎなた選手権大会 3位入賞

高校時代に出会ったなぎなた。大学ではその道にいっそう力を注ぐ。

 剣道の竹刀よりも長いなぎなたを操り、美しい技を次々と決めていく。そんななぎなたと高校生の頃に出会い、3年間、毎日のように練習に励みました。試合で相手と駆け引きし、勝利を手繰り寄せるおもしろさだけでなく、己と向き合い、心身を磨くことのできる武道の魅力に引き込まれていきました。

 そして、進学先の愛知淑徳大学でも、なぎなた部に所属。元国体優勝者の先生にご指導を受けながら、仲間とともに稽古に打ち込みました。その成果をさまざまな試合で発揮し、第46回全日本学生なぎなた選手権大会男子個人の部4位、第46回愛知県なぎなた選手権大会男子個人の部優勝の成績をおさめることができました。その頑張りを大学が認めてくださり、平成19年度学長表彰式課外活動の部門で表彰してくださいました。感謝の思いがこみ上げ、なぎなたの道をいっそう追求していきたいと決意をあらたにしました。

メディアを専攻し、自分の道も拓いていく。

 大学4年間、なぎなたはもちろん、メディアに関する学びや映像メディアのサークル活動など、興味があることすべてに全力投球。個性豊かな仲間と互いのアイデアや力を出し合い、数多くの映像作品をつくり上げた日々のなかで、人と協働する力が養われました。
 卒業後は、IT分野の企業に就職。現在、プログラマーとしてクライアントの課題解決に貢献するシステム構築に携わっています。なぎなたで培った精神力、集中力や、大学生活で身につけた社会人としての基礎力が、仕事に活きていると実感しています。

もっと向上したい。日本代表として、各国の選手と高め合う。

 社会人になってからも、なぎなたを続け、鍛錬を重ねています。道場での稽古だけでなく、月に1回、愛知淑徳大学の体育館でも自主練習をしています。そして今年6月、カナダで開催された第6回世界なぎなた選手権大会に、日本代表として出場。スウェーデン、フランス、ベルギーなどの選手と対戦し、世界の大舞台で大きな刺激を受けました。恩師や仲間の応援を胸に勝負して、男子個人の部で3位入賞を果たすことができました。喜びを噛みしめるとともに、支えてくれる人への感謝をカタチにするためにも、もっと上をめざしたいと心が燃えました。次の目標は、4年後、ドイツで開催される世界大会。なぎなたを通して世界各国のライバルたちと技を磨き合い、自己を高め続けたいと思います。