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2017年10月24日

ジェンダー・女性学研究所主催 第34回定例セミナー『母と娘の関係を考える~愛情という名の支配~』

ジェンダー・女性学研究所主催 第34回定例セミナー『母と娘の関係を考える~愛情という名の支配~』

2017年6月30日(金)両キャンパス

 2017年6月30日(金)、長久手と星が丘の両キャンパスにて、ジェンダー・女性学研究所主催の第34回定例セミナー『母と娘の関係を考える~愛情という名の支配~』が開催されました。

 講師は、臨床心理士の信田さよ子さん。信田さんは1995年に設立された原宿カウンセリングセンターの所長として、長年にわたってさまざまな依存症や摂食障害の本人と家族のカウンセリングを実施されてきた方です。なかでも、2008年にご著書『母が重くてたまらない-墓守娘の嘆き』(春秋社)が大反響を呼んで以降、母娘関係のスペシャリストとしても広く知られており、今年1月から全8回で放映されたNHKの連続ドラマ(NHKドラマ10)「お母さん、娘をやめていいですか」の臨床心理考証を担当されるなど、現在もカウンセラーとしてだけでなく多岐にわたってご活躍中です。

ジェンダー・女性学研究所主催 第34回定例セミナー『母と娘の関係を考える~愛情という名の支配~』

ジェンダー・女性学研究所主催 第34回定例セミナー『母と娘の関係を考える~愛情という名の支配~』

 信田さんのお話は、母娘関係が問題としてクローズアップされるようになった経緯や社会的背景を分かりやすく解説されるとともに、それを乗り越えるための具体的なヒントまでを多くの実例に基づいて提示され、とても説得力のあるものでした。当日は両キャンパスとも参加者でいっぱいに埋まり、質疑応答の時間も足りないほどで、大盛況のうちに終わりました。学外からの一般のご参加も多数あり、このテーマへの関心の高さをダイレクトに感じられる時間となりました。