交流

2018年08月09日

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

2018年3月15日(木)星が丘キャンパス アクティブ・ラーニングスタジオ

「チャレンジファンド」の支援を受けた11の団体が成果を発表。
社会貢献活動の取り組みを振り返りました。

 大学と地域社会の連携を推進する、愛知淑徳大学の「コミュニティ・コラボレーションセンター」。学生たちが学外のコミュニティに参加交流し、地域で社会貢献活動を行うことを支援しています。ボランティアを始めたい学生に情報提供をし、新規団体の立ち上げや運営をバックアップ。支援の1つとして、社会的に意義のある活動をしている団体に対し、大学後援会の資金を基に、活動資金を助成する制度が「チャレンジファンド」です。実際に資金助成を受けた団体が今年度の活動成果を発表する、「最終報告会」が3月15日(木)に開催されました。

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 全11組の団体が、プロジェクトで達成できたことや今後の展望などを順番に発表。それぞれの発表ごとに、運営委員・審査員が質問や課題解決のヒントになる意見を述べました。1年間チャレンジを続けてきた学生たち。最終報告会において経験を振り返って発表することで、活動を見つめ直して次年度に前進する力へとつなげました。

各団体のプレゼンテーション

アミーゴ 「こども応援団」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 「子どもたちの可能性を広げたい」をテーマに活動するアミーゴ。地域で暮らす外国人児童や生徒の支援をするため、簡単な日本語を母語に訳さず読む「多読」を行って自然に日本語に触れる機会を増やすなどしています。子どもたちと保護者に向け、将来の選択肢を広げるサポートができたと報告しました。

ボランティアサークルあじゅあす 「つながりと笑顔の輪を広げよう」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 ボランティアサークルあじゅあすは、地域の福祉施設や子ども会へ出向き、高齢者・障がい者・児童を対象としたボランティア活動を行い、地域交流の機会を設けることを目的に活動しています。今年度は、地域の祭事や障がい者の方とのバーベキューなどにも交流の場を広げ、ボランティアの枠にとらわれない活動の様子を発表しました。

ウィンドオーケストラ 「吹奏楽で伝える東北の"今"」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 復興支援を風化させないことを目的に、実際に被災地に赴いて演奏会を開催するウィンドオーケストラ。被災地の各所を視察し、フレンドシップコンサートで現地中学生と交流しました。その活動を地下鉄星ヶ丘駅の構内でパネル展示し、今後は定期演奏会でも展示できることに。震災を見つめ直す機会になってほしいと伝えました。

きらきら☆したら 「『知ってみたら、交流したら』プロジェクト」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 きらきら☆したらの活動目的は、愛知県北設楽郡設楽町の地域活性化。茶摘み体験、地元の野菜を活かした調理、小学校での交流など、設楽町でさまざまなプロジェクトを行いました。活動報告の新聞も年間で4回発行。今後は、もっとまちのことを知ってもらうために広報に力を入れていきたいと課題を掲げました。

コミュカフェ 「地域のつながりを深めようプロジェクト」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 子どもから高齢者まで参加できる「交流カフェ」の場を設けたり、高齢者施設で利用者同士のコミュニケーションを促したりと、"つながり"に力を入れた取り組みをしているコミュカフェ。次なる目標として、交流カフェに子どもの参加を増やすことを挙げ、小学校への情報発信もしていきたいと宣言しました。

共同料理なごやか 「食を通じた多世代交流」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 共同料理なごやかの活動の場は、集会所など高齢者の方が普段から利用する施設。一緒に調理をすることで、食を通じた関わり合いの場を作っています。メニューの内容も自分たちで考え、みんなで楽しく作れるものに。より深く会話をするため少人数グループで調理をするなど、改善を加え活動を続けていると報告しました。

エコのつぼみ 「広げよう!竹の可能性」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 エコのつぼみは、「間伐」の必要性を知ってもらうことを目的にワークショップを実施しています。間伐とは、木々が適正な密度で成長できるように、あえて間引きをして本数を減らすこと。実際に竹林整備に同行し現状を学びながら、竹でキャンドルを作るワークショップを開催。これから新しい場所にも活動の場を広げたいと発表を締めくくりました。

チームわんわん 「介助犬ってわんダフル~みんなで広めよう~」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 介助犬の認知度を上げ、暮らしやすい社会の実現に向けた貢献を目標とするチームわんわん。社会福祉法人 日本介助犬協会の運営する介助犬訓練センターのうち、1つは長久手にあります。地元だからできる活動をめざし、イベントへの参加や小学校での授業を実施。クイズを通し小学生に理解を深めてもらい、来年も授業を継続したいと展望を述べました。

Fsus4 「音楽というコミュニケーションで1つになろう」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 バックミュージックとして演奏をしながら発表をした、Fsus4。高齢者の方々を元気にするため施設で演奏をしています。今年度は活動施設を増やし、3つの施設で演奏。歌詞を模造紙に書いて前を向いて歌えるよう工夫し、メンバーも歌詞を覚えておくことで、演奏中のコミュニケーションを充実させられたと発表しました。

茶華道部 「視覚障がいを持つ方々に茶道の世界を体験してもらおう!」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 茶華道部では、視覚障がい者の方を対象にお茶会を企画しました。少しのサポートがあればお茶を飲む動作やスピードに支障がないにも関わらず、視覚障がい者の方は普段のお茶会には参加しづらいと感じている実情を発表。お茶会に気軽に来てもらえるようなきっかけを作っていきたいと語りました。

Dimples 「笑って未来へ歩き出そう」

チャレンジファンド2017 最終報告会

チャレンジファンド2017 最終報告会

 Dimplesの取り組みは、障がい者の方が就労するキッチンカーを導入している会社への商品提案。今回ドーナツの商品提案をしたものの、既存商品との組み合わせの問題から商品化までは至りませんでした。「長久手プリッツ」という既存商品のディップを開発することを目標に活動を続け、障がい者の方が楽しみながら働ける環境づくりにつなげていくと展望をまとめました。