交流

2018年10月12日

チャレンジファンド2018 公開コンペ

チャレンジファンド2018 公開コンペ

2018年6月16日(土) 星が丘キャンパス アクティブ・ラーニングスタジオ

社会貢献活動に取り組む学生団体が、
公開コンペで自らの活動をプレゼンテーションしました。

 愛知淑徳大学の教育センターのひとつであるコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)では、学生たちの社会貢献活動をサポートするため、学生たちへボランティアの紹介や関連授業を開講しています。さらに「チャレンジファンド」という支援制度を設け、一定の条件を満たした学生団体に対して1年間、社会貢献活動に必要な経費の助成をしています。6月16日(土)、この助成を受けるための審査の場となる「チャレンジファンド2018 公開コンペ」を開催。ファンドに応募した14の学生団体が会場に集まり、5分間のプレゼンテーションを通して、審査員に自らの活動の魅力を伝えました。

チャレンジファンド2018 公開コンペ

チャレンジファンド2018 公開コンペ

 この日、最初に発表をおこなったのはチャレンジファンド初挑戦の「ユニこまPlus+」。「バリアフリーやユニバーサルデザインへの理解を深める」という理念のもと、障がい当事者である代表者によって設立されました。今回のコンペでは、高齢者や障がいがある人もおしゃれを楽しめるように、「衣料店との着脱しやすい服の共同開発」や「既製品をリメイクするサービスカウンターの運営」など具体的なプランを示し、団体の社会貢献性をPRしました。さらに、代表者自身の体験や自身が卒業した養護学校に通う後輩たちの声を取り上げ、このプロジェクトの重要性を審査員に訴えかけました。
 また、以前から継続してチャレンジファンドに参加している団体も登壇しました。そのひとつ「コミュカフェ」は福祉施設で入居者と一緒に季節に応じた工作やレクリエーションをおこなうイベントを開催している団体です。今年度はイベントの参加者を増やすために、同じく福祉施設を拠点に演奏会を開催している「Fsus4」とのコラボ企画を発表。チャレンジファンドをきっかけに他団体との交流を深め、団体の枠を越えた活動に取り組んでいることをアピールしました。
 各発表者は緊張した面持ちで、活動の目的や課題の分析結果、活動の計画などを熱心に説明。質疑応答では、審査員からの予算の不明点や具体的な活動内容などするどい指摘に丁寧に答えていました。

チャレンジファンド2018 公開コンペ

チャレンジファンド2018 公開コンペ

 14団体すべてのプレゼンテーション終了後、審査員を務めた各学部の教員らが専門分野の知識を交えて講評をおこないました。そして最後に、CCCセンター長の大塚 英揮先生が総評として「プロジェクトが自己満足で終わってしまわないように、対象となる人や地域を思いやり、今後自分たちの活動がいかに効果をもたらすか考えてほしいと思います」と学生たちを激励し、会を締めくくりました。学生たちは活動を通して、課題解決力やコミュニケーション能力などさまざまな力を身につけ、大きく成長していくでしょう。CCCではこれからも学生たちの社会貢献活動をサポートし、成長を後押ししていきます。