交流

2018年09月21日

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

2018年8月15日(水)愛知県東浦町

石丸ゼミの学生が、東浦町の映画制作プロジェクトに参加。
地域住民が出演する映画の撮影に携わりました。

 東浦町制70周年に合わせて、東浦町住民参加型の自主映画を制作している「ひがしうら映画プロジェクト」。このプロジェクトの監督・脚本に、これまで高浜市や西尾市など各地で地域映画を制作してきた創造表現学部 石丸みどり先生が抜擢されました。石丸先生は町の多様性や他者受容をテーマに、住民が性差や人種などの壁を乗り越えていく様子を描いたストーリー「バリアフリーかあちゃん」を考案。プロジェクトのメンバーや住民のみなさんとともに映画を制作し、「違いをともに認め合い、誰もが自分らしく生きる社会をめざそう」というメッセージをこめて東浦町から全国へ発信します。このプロジェクトには、本学から石丸ゼミの学生や東浦町出身の学生もスタッフとして参加。ゼミで追究している「人と人をつなぐコミュニケーション」を学外で実践する機会として、6、7月に開催されたキャストのオーディションの運営や8月におこなわれた映画撮影に携わり、地域の方々との交流を深めてきました。ここでは、撮影初日の様子をレポートします。

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

 8月15日(水)、映画「バリアフリーかあちゃん」の撮影がクランクインしました。プロジェクトのメンバー、ボランティア、制作スタッフ、キャストが集まり、この日は東浦町内の民家で主人公の自宅シーンを撮影。現場に到着した学生たちは、制作スタッフの指示に従って、てきぱきと小道具の用意や機材のセッティングを手伝いました。準備が完了すると、監督の石丸先生の指示を確認し、大きな声で「本番いきます!」と掛け声をかけて撮影スタート。音響や照明などを担当し、それぞれの持ち場から真剣なまなざしで現場の進行を支えました。制作スタッフとともに、1カットずつ妥協せずにていねいに映像を作りあげていきました。また撮影の合間には、キャストをうちわで扇いだり、子どもたちの緊張をほぐしたり、学生たちの気配りによって現場は和やかな雰囲気に包まれました。

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

創造表現学部 石丸ゼミ 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

 学生たちは授業やゼミで身につけた知識や技術を活かし、地域の方との交流を深めることで、メディアを活用した地域活性について学ぶことができました。撮影した映像は石丸先生が編集を手がけ、来年2月に上映する予定です。今後、学生たちは作品の公開に合わせてPR活動や上映会の会場準備に関わっていきます。一連の活動を通して、主体性や協調性、コミュニケーション能力など社会で必要となる力を磨き上げ、大きく成長していくことでしょう。