交流

2018年12月21日

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

2018年10月28日(日) 長久手キャンパス10号棟1階・多目的運動場

子ども向けイベントを教育学科の学生が企画・運営。
「学ぶことのおもしろさ」を楽しく伝えました。

 大学祭「淑楓祭」がおこなわれた10月28日(日)、大勢の子どもたちが来場し、ひときわ賑わっていたイベントがありました。それが「学遊フェスティバル」。小学校教員・特別支援学校教員をめざす教育学科の学生が、毎年開催している伝統行事です。企画・運営の主体は1・2年生たち。学校教育体験やボランティア活動などで関わっている長久手市内の小学校に声をかけ、地域の子どもたちを招待しています。

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 12回目を迎えた今年、爽やかな晴天に恵まれ、小学生のグループや小さなお子さん連れのファミリーが朝から続々と集まりました。用意されたブースは、「音楽」「図工」「理科」「体育」「特別支援」の5つ。子どもたちに「学ぶことのおもしろさ」を体感してもらおうと、学生たちが試行錯誤を重ね、多彩なワークショップやゲームをおこないました。子どもたち一人ひとりと目線を合わせ、笑顔を引き出していた学生たち。楽しく交流しながら、教員に必要な思考力や行動力、コミュニケーション能力を磨きました。

[音楽] 音やリズムを楽しむ「音楽の森」!

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 さまざまな楽器の演奏体験やリズム遊び、糸でんわ体験などがおこなわれました。子どもたちが特に熱中していたのが、身近なものを使った演奏会。ドレミの音階になるよう並べられたフライパンや空き缶などをバチで叩き、童謡のメロディーをみんなで奏でました。

[図工] おもちゃを手づくりしよう!

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 傘用のビニル袋でつくる「かさぶくろおばけ」と、牛乳パックを使った「羽舟」の工作を実施。学生がわかりやすくレクチャーし、ものづくりの楽しさを子どもたちに伝えました。完成した羽舟はミニプールへ。スイスイと進むと、教室は大歓声に包まれました。

[理科] 不思議な科学実験にチャレンジ!

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 静電気を活用してフワフワと浮かぶビニル製のクラゲ、CDでつくるブンブンゴマなど、身のまわりにあるものを使ってできる科学実験を実演。魔法のような不思議な現象の数々に、子どもたちは「なぜ?」「しくみを知りたい!」と目を輝かせていました。

[体育] カラダを思いきり動かそう!

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 人工芝が敷かれ、子どもたちが走り回っても安全な多目的運動場が会場でした。実施種目は、ブロックキッキング、ジェスチャーゲーム、カーリングなど。子どもたちも学生たちものびのびとカラダを動かし、スポーツの楽しさを分かち合っていました。

[特別支援] 思いやりの芽

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 アイマスクを着けておこなう積み木、車いすの障害物走などを通し、「障がい」「福祉」への理解を深めるブースでした。「街で困っている人に出会ったとき、自分にできることはないか考えられるきっかけを届けたい」と学生たちは思いを込めていました。

学生インタビュー
子どもたちと向き合う力を伸ばしていきたい。

文学部 教育学科 2年
代表:水野 惠斗さん 副代表:西山 友理さん

教育学会主催 第12回「学遊フェスティバル」

 学遊フェスティバルは、教育学科の2年生が中心となって企画し、1年生と協力して実践するイベントです。3・4年次におこなわれる小学校や特別支援学校での教育実習、さらにその先の将来を見据えて、「子どもたちと向き合う力」を養う貴重な機会となっています。今年も、仲間と何度も話し合いを重ね、子ども目線を大切にして5つのブースを準備しました。今日、子どもたちの表情や反応をしっかりと見つめ、子どもの心に届く伝え方、一人ひとりの力を引き出す方法などを学びたいと考えています。そして今後の学修や実習に活かし、子どもたちに寄り添い、輝く未来へと導ける教員をめざしていきます。