交流

2019年02月15日

創造表現学会主催「こみくしょん」

創造表現学会主催「こみくしょん」

2018年12月1日(土)、2日(日) たいようの杜 ゴジカラ村 ほとぎの家

子ども向けのワークショップイベントを企画・運営。
学生一人ひとりが強みを持ち寄り、思いを形にする力を養いました。

 2018年12月1日(土)、2日(日)の2日間、長久手キャンパス近くの古民家「たいようの杜 ゴジカラ村 ほとぎの家」を舞台に、創造表現学会主催のイベントが開催されました。イベントを企画したのは創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 村上ゼミに所属する3年生の森本 真由さんと猪飼 みちるさん。古民家を活用したイベントを開催してみたいと思い立ち、2人でディスカッションを重ねてイベントの内容を深めていきました。話をしていく中でターゲットを子どもに据え、自分たちが子どもの頃やってみたかったことを思い出しながら企画を立案。「壁に思いっきりらくがきしてみたい!」「たたみに寝っ転がるのが楽しかった!」と自らの記憶をたぐり寄せながらアイデアを膨らませていきました。話をする中でアイデアは具体化してきましたが、実現には古民家内での設営が必要。建築・設計を専門に学ぶ創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専修の清水裕二ゼミに相談し、コラボレーションしながらイベント運営を進めることになりました。約4か月、ゼミの時間を活用しながら準備をし、清水裕二ゼミの学生は、プロジェクションマッピングと落書きのブースの壁の施工もおこないました。当日は「畳に寝っ転がりながらプロジェクションマッピングを楽しめるブース」、「壁に落書きをすることができ、プロジェクターを活用して自分の姿を投影できるブース」、「3種類のワークショップが楽しめるブース」の3つを運営し、多くの子どもたちを楽しませました。

創造表現学会主催「こみくしょん」

創造表現学会主催「こみくしょん」

 プロジェクションマッピングが楽しめるブースは、学生から募った映像作品を梁や屋根裏の空間に映し出すというもの。古民家ならではの構造体を活かしたブースで、子どもたちは真っ暗な空間と映し出される色とりどりの映像に大はしゃぎ。笑い声と歓声に包まれました。

創造表現学会主催「こみくしょん」

創造表現学会主催「こみくしょん」

 落書きが楽しめたのはプロジェクターを活用したブース。2台の投影機を使用して自分の姿をライブで映し出すことができ、子どもたちはピースをしたり、投影された自分たちの姿を写真に収めたり。さらに思い思いに落書きをして、思いっきり楽しみました。

創造表現学会主催「こみくしょん」

創造表現学会主催「こみくしょん」

 ワークショップブースは、清水裕二ゼミの学生が「篠島に流れ着いたシーグラス(海波にもまれて研磨されたガラス)を使ったネックレスづくり」「シーグラスを使ったメモ立てづくり」の2つを担当。子どもたちは美しい色合いのシーグラスに興味津々。学生たちの説明に耳を傾けながら、工作を楽しみました。さらに上原ゼミの学生が「紙皿を使ったランタンづくり」ブースを担当。子どもたちはランタンを自由にデコレーションし、自分だけの作品を創り上げました。
 村上ゼミや清水裕二ゼミの学生だけでなく、有志の学生が多く集い、一人ひとりが得意分野の知識やスキルを生かしながら子どもたちを楽しませることができた今回のイベント。参加した学生たちは協働する面白さや大変さを実感するとともに、ひとつのイベントをやり遂げたことで自信を得ることができました。この経験はきっと次なる活動や学業に生かされていくことでしょう。