交流

2019年10月04日

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

2019年8月28日(水) 長久手市中央図書館

図書館のあり方を考える人間情報学部 伊藤ゼミが、
子どもたちを対象にしたプログラミング講座を実施しました。

 2019年8月28日(水)、長久手市中央図書館にて、本学の人間情報学部 伊藤ゼミの3、4年生10名が小学校低学年向けのプログラミング講座を開催しました。伊藤ゼミは図書館の役割や図書館における情報提供のあり方を考えるゼミナール。長久手市中央図書館という場所を使って、子どもたちにいかに楽しくわかりやすく、プログラミングについて学んでもらえるかを考え、企画を立案し、当日、講座の司会進行をつとめました。

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

 講座のテーマはプログラミングの考え方の一つである「シークエンス」を体験してもらおうというもの。シークエンスとは「順序」や「配列」を意味する言葉で、プログラミングにおいて工程を細分化し、順序良く組み立てていく考え方を指し示します。この「シークエンス」を体験するために学生たちは前・右・左のボタンを押すとその指示通りに動く知育玩具「ビーボット」を活用し、ビーボットを動かして迷路に挑戦する企画を立案。まず子どもたちはスタートからどんな道順でゴールを目指すかを考え、ビーボットの動かし方を計画し、その順序を覚え込ませ、自分の思い通りに動くか何度も試していきました。小学校低学年の子どもたちにとっては、道順を考えることも、考えた道順を正確にビーボットに指示することもひと苦労。 悩んだり迷ったりしている子どもたちに伊藤ゼミの学生たちは優しく声を掛け、一緒になってゴールをめざしました。子どもたちはゴール出来たら、周りの友達と一緒になって喜び、間違ってしまったら「もう一回やってみる!」と元気いっぱいに挑戦し、夢中になって課題に取り組んでいました。

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

 迷路がひと段落した後は、伊藤ゼミの学生たちが今回の講座にちなんだ絵本を子どもたちに推薦。どんなストーリーなのか内容を解説したり、中身を見せながら子どもたちと会話をしたり、ていねいに本の魅力を発信していきました。
 子どもたちに自ら考え、計画し、実行に移す楽しさを伝えることができた今回のプログラミング講座。企画運営した学生たちにとっても、日頃の学びの成果を発揮し、実践的に活動できる貴重な機会となりました。学生たちはこの経験を活かし、図書館の可能性をさらに追究していくことでしょう。

学生コメント

人間情報学部 伊藤ゼミ プログラミング講座 「わくわくプログラミング だっしゅつ! はちめいきゅう」

人間情報学部 人間情報学科 図書館情報学専修 4年
杉浦 郁美さん

 プログラミングと聞くと、壮大で小難しいイメージがあると思います。しかし、「物事を順序立てて考え、答えを導く過程を組み立てていく」というプログラミングの基本的な考え方は、小学校のどんな教科にも、普段の暮らしの中でも役立つはずです。この考え方を子どもたちに体感してもらおうと試行錯誤を重ね、7月頃から本格的に準備を進めてきました。大切にしたのは「子どもたち自身が考え、答えを自ら導き出す」ということ。子どもたちに接するときも、できるだけ思考のヒントを提示することを心がけ、子どもたちが悩んだり迷ったりする中で、「自分で答えにたどり着けた」という達成感を得てもらおうとしました。当日、子どもたちは失敗しても何度も再挑戦し、ゴールできたら周りの友達も一緒になって喜んでいました。イベントが終了した今、会を企画・進行した私達も達成感でいっぱいです。図書館は誰でも利用できるという窓口の広さが魅力で、かつ、大きな可能性を秘めている場所だと思います。今回のイベントも、所属する小学校や学年関係なく、多くの方にお集まりいただき、一緒になってプログラミングについて学ぶことができました。図書館のあり方を考える伊藤ゼミとして、これからも図書館とのコラボレーション企画を継続していきたいと思います。