交流

2020年09月17日

CCC 他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!

CCC 他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!

2020年7月24日(金) 星が丘キャンパス コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)

大学の枠を越え、
ボランティア活動に関する見識を広めました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、学生たちの地域活動や社会貢献活動をサポートしています。対面での活動が難しいコロナ禍においては、オンラインイベントの企画・運営や、オンラインまたは郵送でできるボランティア活動の紹介などをおこなっています。7月には23日(木)、24日(金)、30日(木)、31日(金)の4日間にわたって、「他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!」を開催。県内の4大学の学生をゲストに迎え、自身が所属するボランティア団体の活動について語っていただきました。司会を務めたのは、本学の学生4名です。それぞれの日程で1名ずつが担当し、ゲストから楽しく話を引き出して会の進行を支えていました。
 7月24日(金)はオンライン上に、6名の学生が集まりました。この日のゲストは、国際ボランティア団体(FIWC東海)に所属する南山大学 4年の加藤葉月さんです。司会は同じFIWC東海に所属するグローバル・コミュニケーション学部 4年の松浦実咲さん。事前にゲストの日程調整や資料作成の相談に乗り、準備を進めてきました。

CCC 他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!

CCC 他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!

 FIWCは国内外でハンセン病の啓発活動をおこなっているボランティア団体です。国内ではハンセン病療養所への訪問や勉強会を通してハンセン病の知識を深めたり、地域で活動報告会を開いたりしています。また、海外ではインドネシアと中国を拠点に、かつてハンセン病患者や回復者が隔離されていた村を訪れ、インフラ整備や村人たちの支援をしています。
 加藤さんはFIWCの国内外の活動について写真とともに解説。現地で出会った学生や村人との交流について語りました。そして、FIWCの活動を通して得たこととして、「いろんな国や地域に友人がたくさんできたこと」「コミュニケーション力が身についたこと」「ボランティアは相手を助ける場ではなく、自分自身が学ぶ場だと気づいたこと」の3つを挙げました。「ここで言うコミュニケーション力とは言語のことではありません。言語がわからない中で、文化や人種が異なる人々とどのように会話するかということです」と話し、実際に中国で村人と会話している様子を映像で紹介しました。また、「とてもあたたかく自分たちを迎えてくれた現地の人々から、思いやりやおもてなしの心を学ぶことができたし、元気をもらえました。ボランティアは助けるのではなく、自分が助けられているのかなと思います」とボランティアの魅力を語りました。

CCC 他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!

CCC 他大学の学生の活動をオンラインで学ぼう!

 司会の松浦さんは「ボランティアは過酷な印象があると思いますが、楽しくて、学びが多い場だということが伝わったと思います」と締めくくり、質疑応答へ。参加者からは「海外との文化の違い」「言語の習得方法」などさまざまな質問が寄せられました。「自分を変えてくれるパワーが海外にはあります。言語の習得も海外に行って現地の人から学ぶ方が早いと思います」と力強く語る加藤さんの姿を見て、参加者も一歩踏み出す勇気を得たことでしょう。
 イベント終了後、松浦さんは「他大学の学生から話を聞くことで、新しい発見や挑戦してみようという気持ちが得られたらと思います。少しでもボランティアに参加してみようという思いがある方は、ぜひ挑戦することをおすすめします。その勇気がきっかけとなり、さらに興味が広がって次のアクションへとつながるからです。長いようで短い学生生活を、焦らずに悔いのないように過ごしてほしいと思います」と後輩たちへの思いを語りました。
 他大学の学生からボランティア活動について、話を伺うことができた今回のイベント。さまざまな視点から、社会貢献や国際協力への理解を深めるとともに、新たな刺激を得る4日間となりました。このイベントは後期にも開催予定です。今後もCCCでは、学生が学外の多様なコミュニティや人々とつながり、自らの目標や課題に向かって新たな一歩を踏み出せるよう支援していきます。