交流

2021年10月04日

CCC 学生団体「ポレラ」の小坂町活性化プロジェクト

CCC 学生団体「ポレラ」の小坂町活性化プロジェクト

2021年9月14日(火)

小坂町の人々のやさしさに触れ、そのやさしさに応えたいと
学生たちがさまざまな方法で、町の活性化のために活動を続けています。

 学校法人愛知淑徳学園は、林間学舎・淑友館を岐阜県下呂市小坂町に設立したことから、岐阜県下呂市小坂町との交流をスタート。高齢化や若者の流出など、さまざまな課題を抱える小坂町が、ぜひ、若い力を借りたいと愛知淑徳学園に協力を呼び掛けたことから、2019年には下呂市と愛知淑徳大学との連携協力に関する調停が結ばれ、今まで以上に学生と小坂町との交流が盛んにおこなわれるようになりました。
 この連携を機に、学生団体として発足したのが「ポレラ」。愛知淑徳大学独自の教育センターである、コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)をプラットフォームに誕生した学生団体で、小坂町の活性化を目的に活動しています。2019年には実際に小坂町を訪れ、下呂市小坂振興事務所の方々のご案内を受けて、小坂の魅力を体感。小坂自慢の数々の滝や、名産であるえごま油についてご紹介いただきながら、現地で暮らす人々と出会い、交流を深めてきました。時には、えごまの畑に出向き、草刈や収穫を手伝うことも。何度も足を運ぶことで、ポレラのメンバーも小坂町と小坂町に住む人々が大好きになり、より一層、活動にも熱が入りました。

CCC 学生団体「ポレラ」の小坂町活性化プロジェクト

CCC 学生団体「ポレラ」の小坂町活性化プロジェクト

 名産品であるえごま油のパッケージをリニューアルして、名古屋の百貨店イベントに出店して販売するなど、活動が軌道に乗るさなか、2020年からは新型コロナウイルス流行の影響から、現地での活動が困難に。それでも学生たちは、「今、自分たちにできることはなんだろう」と考え、SNSを活用した広報活動に力を入れることにしました。ポレラの活動やえごま油の魅力を発信するアカウントと、えごま油を活用したレシピ紹介をするアカウントを使い分け、たくさんの人々に小坂町とえごま油の良さを伝えたいと奮闘しています。さらに、別のSNSと専用ホームページも開設。専用ホームページは、直売が難しくなった現状を踏まえ、「えごま油が買えるECサイト」として始動。インターネットを駆使して、今まで接触ができなかった遠方の方々や新しい顧客層にアプローチできないかと試行錯誤中です。
 「情勢が落ち着いたら、えごま油を使った料理を提供するカフェイベントのようなこともやってみたい」と希望を語った学生たち。あたたかく迎え入れてくれた小坂町の人々のためにできることは何でもやりたいと、しっかりと前を見据えていました。

学生コメント

CCC 学生団体「ポレラ」の小坂町活性化プロジェクト

CCC 学生団体「ポレラ」の小坂町活性化プロジェクト

交流文化学部 交流文化学科 3年 豊田 翔理さん
交流文化学部 交流文化学科 3年 吉冨 友里亜さん

 ポレラに入ったのは、「何かボランティアをやってみたい」「旅行好きの自分にぴったり」といった、ほんのささいなきっかけでした。現地の人々のあたたかさに触れ、見知らぬ私たちにも優しく接してくださり、とても感動し、自分たちも、感謝の気持ちを返したいという思いで、小坂町の活性化に全力を注いでいます。現在は、なかなか現地で活動ができないけれど、それでも自分たちにできることはあると信じて、SNSでの情報発信をはじめました。ターゲットによって、口調や内容を変える必要があり、情報発信の難しさを感じているところです。まだまだはじめたばかりで、手探りの状態ですが、紹介するレシピを自分たちで試作してその感想を掲載したり、頻度良く情報発信をしたり、地道な活動を続けています。1年生の時は、「楽しい!おもしろい!」という主観的な思いが中心でしたが、今では「なんとか、小坂町の人たちの役に立ちたい」という思いです。自分たちをこんなにも成長させてくれた小坂町に恩返しをする気持ちで、まっすぐひたむきに、活動を続けていきます。