交流

2022年11月08日

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

2022年8月27日(土)日進市市民会館

総合英語学科 二村先生がリアルなイギリスの生活を紹介。
受講者は日本とのギャップに驚きながらも、英国文化への興味を深めました。

 2022年8月27日(土)、日進市との大学連携講座「イギリスの素敵な文化」が日進市市民会館で開講されました。文学部総合英語学科の二村慎一先生が講師を務め、自身の体験をもとにイギリスでの生活や文化を紹介しました。今回の講座は一般開放されており、イギリス文化に関心を持つ市民の方々が参加しました。

 講座の前半は、イギリスの朝食を中心とした食文化、イギリス人「あるある」、クリスマス文化についてそれぞれ説明。イギリスの食文化といえば「フィッシュアンドチップス」のイメージが強いですが、朝食に関しては品数が充実しており、目玉焼きやソーセージ、トマト、ポテト、ベイクドビーンズなどからなる「イングリッシュ・ブレックファースト」を写真とともに紹介しました。日本のトーストは比較的厚切りで、中はしっとりとしているものが一般的ですが、イギリスのトーストは12枚切りなどの薄切りで全粒粉のものが多いようです。このような細かな文化の違いについて学べるのも、この講座の魅力です。

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

 続いてイギリス人のあるあるとして、紅茶や自然、アンティーク、フットボールが好きであること、仕事や時間におおらかであること、国民性として素朴でジェントルであることなど、おおよそ日本人のイメージ通りであることを明かしました。現地の先生がフットボールに熱中するあまり、翌日の講義が開講されなかったことや、公共交通機関の遅延が多く時刻表通りに電車が来ないなど、日本では考えられないような価値観を冗談交じりに紹介し、受講者は日本との違いに驚きながらも興味深そうに二村先生の話に耳を傾けました。

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」

 イギリス人は素朴で質素なものを好むようで、その代表例がクリスマスとのこと。日本ではクリスマスを少々派手に祝うことも珍しくないですが、イギリスでは家族で過ごす日ということで時短営業する店も多く、12月24日と25日は静かに過ごすことに二村先生は日本との大きなギャップを感じたようです。そのほか飾りつけや日本でのクリスマスケーキに該当するクリスマスプディング、プレゼント交換など本場のクリスマス文化について語りました。

 講座の後半には、受講者同士で楽しめるティータイムの時間を設け、受講者は用意された現地の紅茶やお菓子とともに談笑するなど充実したひとときを過ごした様子。今回の講座で受講者は、イギリス人の生活やクリスマスの過ごし方などの身近な視点からイギリス文化を理解・体感し、現地への関心をさらに深めたことでしょう。

日進市大学連携講座「イギリスの素敵な文化」