交流

2023年03月30日

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

2023年3月5日(日) 長久手市文化の家 2F

3年ぶりの開催 世界を遊ぼう!子ども広場にて、
子どもも大人も国境も超えて、ブースに訪れるお客様をもてなしました。

 2023年3月5日(日)、長久手市文化の家で「国際交流フェスタ in ながくて2023」が開催されました。このイベントは長久手市国際交流協会が主催している世界各国の文化交流をテーマに、さまざまな体験ができる年に一度のお祭りです。コロナ禍で中止になっていましたが、本年度は3年ぶりに開催されました。会場内ブースでは、ウクライナの絵付け、ハワイのフラの体験、ベトナム雑貨の販売、日本の文化も伝える着物着付け体験やそば打ち体験などもおこなわれました。ステージではモンゴルの馬頭琴やアフリカ音楽の演奏、各国のダンスなどが披露されイベントを盛り上げました。

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

 このイベントに本学の教育学科 松井千代ゼミの学生が参加。「忍者と遊ぼう」と題した遊びのブースを運営しました。松井ゼミでは小学校英語や外国ルーツの子どもたちへの日本語指導について学んでいます。小学校英語活動を企画しての放課後教室訪問や、豊明市や岡崎市の外国ルーツの子どもの日本語指導ボランティアをおこなっています。その経験をもとに、海外ルーツの来場者も楽しめるよう、自分たちが話せる簡単な英語や日本語指導で学んだ「やさしい日本語」を使っての説明を意識して遊びを立案、国際フェスタということで日本文化に関わる「忍者」をテーマにしたブースを企画しました。

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

 日頃お世話になっている岡崎の日本語支援の団体からお借りした忍者の衣装に身を包み、「世界の遊び」部屋の来場者をもてなしました。「忍者修行」と題して、4つの常設遊びを考えました。1つ目は「巻物まき修行」。巻物を読み、速く巻物をまくという遊びです。2つ目は「川渡り修行」。ブルーシートを川と見立て、床に置いた輪をケンケンパっと飛んでいくというもの。コースは2種類あり難しい方は何度も挑戦する子供がいました。3つ目は「手裏剣投げ」。的の穴に、折り紙の手裏剣を投げ入れていく遊びです。4つ目は折り紙での手裏剣つくり。折り方の説明書にはどの国の人でも参加できるように、英語と日本語で書かれているものを用意し、できるだけ簡単な日本語を添えました。参加した子どもたちは、自分で作った手裏剣と修行を終えた証のピカピカ手裏剣を大事に持って帰っていきました。どの遊びも子ども向けではありましたが、親子で挑戦したり、若いご夫婦での参加もみられました。12時と14時には「踊り修行」として全員でダンスを行い、今小学生に人気のダンスを忍者風にアレンジ。ところどころに忍者のポーズを入れながら、部屋全員で踊り楽しみました。

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

教育学科 松井ゼミ「国際交流フェスタ in ながくて2023」

 小学校で使える英語表現や授業で学んだ「やさしい日本語」が、フィリピンやタイの子ども、モンゴルのお父さんや留学生とのコミュニケーションに活かすことが出来た経験とともに「日本語勉強中のベトナムの人に、巻物に書いてある『~すべし』とは、どういう意味か尋ねられた」「やさしい日本語で伝えたつもりでも、その言葉は全然易しくなかった」「英語で話しかけたら日本語で話してと言われた」など、体験を通して日本語やその指導法、また、ステレオタイプについても考えることができました。これからもゼミ活動を通じてさまざまな社会経験を積みながら、目標である教員になる夢をかなえていくことでしょう。本学ではこれからも充実したゼミ活動の機会を用意し、学生たちの人間力を育んでいきます。