交流

2023年11月02日

日進市×健康栄養学科榎ゼミ&スポーツ・健康医科学科平野ゼミ 共同研究プロジェクト「栄養調査と身体計測・運動機能測定会」

2023年9月30日(土) 長久手キャンパス12号棟

日進市在住の65歳以上の高齢者の皆さまを対象に、
栄養や運動についての調査・測定を実施しました。

 本学の健康医療科学部 健康栄養学科 榎裕美ゼミナールとスポーツ・健康医科学科 平野雅巳ゼミナールは、昨年から日進市役所と共同で高齢者の健康に関するプロジェクトをおこなっています。このプロジェクトは研究課題「適切な栄養教育と運動・身体活動支援が地域在住高齢者の栄養状態、身体機能および健康関連QOLに与える影響」として、栄養と運動の両面の介入とセルフケアにより、高齢者の栄養改善と運動器の機能向上から転倒防止、低栄養予防、さらには要介護化の抑制を目的としています。さらに効果を検証することで、新たな介護予防事業モデルの構築に資することも目指しています。

 9月30日(土)には、日進市在住で要介護認定を受けておらず、医師から運動を禁止されていない研究参加に同意をいただいた65歳以上高齢者の皆さまに長久手キャンパス12号館に集まっていただき、午前と午後の2回に分けて栄養調査と身体計測・運動機能測定会をおこないました。この測定には、健康栄養学科とスポーツ・健康医科学科の学生計13名が研究補助として、高齢者の皆さまをサポートしました。

 身体計測では、身長や血圧、In Bodyによる体重、体脂肪率などの詳細な計測を実施。運動機能測定では、歩行テスト、開眼片足立ち、椅子立ち座りテスト、膝伸展筋力など約10種類を計測しました。学生たちは正確に計測を行うために、高齢者の皆さまに測定のポイントなどを分かりやすく説明し、リラックスして普段通りの運動機能を発揮してもらえるようコミュニケーションを図ることを心掛けました。

 日進市役所との共同研究プロジェクトは、来年まで続いていきます。日進市の高齢者の皆さまの健康長寿を目指し、本学の健康栄養学科とスポーツ・健康医科学科は今後も地域に貢献していきます。