交流

2024年05月17日

グローバルユースデー2024

2024年3月16日(土)名古屋国際センター 別棟ホール

国際社会や多様性の課題に取り組む若者の団体が集結。
学校の枠組を超えた交流を通じて、新しい目標を見つけました。

 名古屋国際センターでは、若年層のボランティア団体が活動紹介や課題の共有を通じて、課題解決の糸口をつかむイベント「グローバルユースデー」が毎年開催されています。グローバルユースデー2024では、本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)の秋田さんがファシリテーターを担当し、本学の学生団体を含め計10団体が参加しました。

 本学からは、ベトナム在住の子どもにオンラインで日本語を教えている学生団体「オンライン日本語教室」が参加。パネルトークでは同団体の代表・後藤あいさんが登壇し、日々の活動内容や設立の背景、現状の課題などを発表しました。2年前に活動を始めたときは50音などの基礎を教えることからのスタートだったため、日本語が使えずコミュニケーションを取ることが難しかったものの、今では日本語での日常会話も楽しめるようになりました。「この2年間で子どもたちとの信頼関係が出来たことが何よりもうれしかったです」と、後藤さんは語りました。

 後半からは各団体の交流を兼ねたワークショップがスタート。各団体が課題や将来の展望などを共有し、活動や年齢の異なる参加者同士で課題解決のための意見を出しあいました。「オンライン日本語教室」の学生は、「授業はオンラインかつ時間が限られているので、相手とコミュニケーションを取りづらい」といった悩みを打ち明けると、別の団体の参加者から「前回の授業の感想やワークシートなどを宿題として出したら、授業の方法も改善できて話のタネにもなるのでは」と具体的なアドバイスをもらえる場面もありました。ほかにもいろいろな視点からのアイデアや、他団体の活動についての話を聞くことで、本学の学生たちはやるべきことが明確になり、新しい目標を決めることができました。

学生コメント

交流文化学部 交流文化学科 国際交流・観光専攻 3年
後藤あいさん
交流文化学部 交流文化学科 ランゲージ専攻 1年
宮本ゆゆ子さん
グローバルコミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科 1年
柴田きららさん

 最初は自分たちの悩みを発表することに少し不安がありましたが、意見交換をするなかで、ほかの団体も私たちと同じような課題を抱えていることを実感。悩みややりがいについて共感できる部分が多く「他団体に負けないように自分たちももっとがんばろう」と良い刺激を受けました。また、自分たちにはなかったアイデアをたくさんもらい、今後の活動方針のヒントを見つけることができたので、このイベントに参加して本当に良かったです。