交流

2016年10月11日

CCC学生団体「なごやであそび隊」による東日本大震災被災者支援

なごやであそび隊

平成28年6月26日(日) 東山動植物園

学生が企画・運営する被災者支援イベントは今年で6回目となりました。

 2016年6月26日(日)、名古屋市の東山動植物園で「なごやであそび隊~東山動植物園へ行こう!~」が開催されました。このイベントは、東日本大震災で被災し、名古屋市内に避難されている子どもとその保護者を対象に、CCC学生団体「なごやであそび隊」が名古屋市や愛知県、東山動植物園と毎年共催している被災者支援活動のひとつ。「なごやであそび隊」の活動は、東日本大震災が起きた2011年からスタートしました。

なごやであそび隊

なごやであそび隊

 今年で6回目を迎えた今回のイベントには、34名の親子と34名の学生が参加。子どもたちは年の離れたお兄さんお姉さんたちと一緒に東山動植物園を思う存分楽しみました。最初のプログラムは植物園での「植物の標本づくり」。子どもたちはフウセンカズラやローズマリーなどのドライフラワーを思い思いに台紙に貼り付け、世界でたったひとつの標本を完成させました。

なごやであそび隊

なごやであそび隊

 その後は、各家族に分かれて、学生たちと一緒に散策開始。学生たちは子どもを抱っこして動物を見せたり、手を繋いで園内を歩いたり、「お兄さんお姉さんぶり」を発揮し、全員が再集合しておこなったパイソンへのエサやりの時も、やさしくエスコートしていました。その後子どもたちは園内にある動物会館に移動して、学生たちが企画したお面作りや動物にちなんだゲームなどのレクリエーションを楽しみました。最後のお別れの会では、学生たちの手作りのメッセージカードが子どもたちに手渡され、笑顔いっぱいのイベントは終了となりました。

なごやであそび隊

なごやであそび隊

 初回から6回連続で参加しているご家族の方は「このイベントは外へ遊びに出かける良いきっかけになっています。また、被災者同士の貴重な交流の場にもなっていて、これからもぜひ参加を続けたいと考えています」とコメント。代表の学生は「準備を通じて、イベント成功のために多くの方の協力が必要だということを目の当たりにしました。関わる人が多かったので、その分プレッシャーを感じることもありましたが、子どもたちの笑顔を見ることができて、努力が報われたのだと清々しい気持ちです」と充実感いっぱいの表情で語りました。
 「なごやであそび隊」は東日本大震災を風化させないよう、被災者のみなさんに心温まる時間を過ごしてもらえるよう、活動を続けています。これからもCCCは、他人ごとを自分ごととして感じられる「共感力」、自分たちが動くことで誰かの笑顔を創り出す「行動力」を持つ学生たちに育つようサポートしていきます。