交流

2016年10月11日

CCC開設科目「企画立案の基礎」2016年度前期

企画立案の基礎

グループ活動:平成28年6月16日(木) 星が丘キャンパス アクティブラーニングスタジオ
最終プレゼンテーション:平成28年7月7日(木) 星が丘キャンパス 43B教室

仲間と協力しながら、課題解決に向けた企画を提案。
論理的思考力や主体性を育みました。

 愛知淑徳大学の特徴的な学びのひとつに、「全学共通教育」があります。愛知淑徳大学の理念を学ぶ「基幹科目」、思考力とコミュニケーション能力を養う「日本語表現科目」、ボランティアやインターンシップ、海外留学などを通して実践的に学ぶ「アクティブラーニング科目」の3つの柱からなり、全学部の学生が自由に履修することが可能です。この「アクティブラーニング科目」のひとつに位置する授業が「企画立案の基礎」です。学生たちの自主活動を支援するコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)が地域で社会貢献活動に取り組んでいる学生たちのスキルアップをねらい、新たに開設しました。授業では、5~6人のグループに分かれて2つの課題に取り組み、問題解決につながる企画を考え、プレゼンテーションします。今回はこの「企画立案の基礎」の授業を通じて、論理的な思考力や協調性、主体性を育む学生たちの様子をダイジェストで紹介します。

グループ活動

 学生たちの自主活動を支援する学内の施設「コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)」から提示された課題は「星ヶ丘CCCの利用者数を2015年度に比べ1.1倍に増やす」こと。この課題に対し、6月6日(木)、各グループがCCCのスタッフにヒアリングや実地調査をおこない、アイディアをねりました。グループワークに用いたのは「えんたくん」と呼ばれるダンボールでできた丸いボードです。ボードをメンバーの膝に置いて互いに支えあいながら、直接そのボードにアイディアを書き込むことができるので、仲間との物理的な距離を縮め、円滑なコミュニケーションを実現することができます。学生たちは早速CCCスタッフにヒアリングした結果を「えんたくん」に記入しながら、より良い企画になるよう、意見を交わしました。

グループ活動

グループ活動

最終プレゼンテーション

 7月7日(木)、CCCに提案する最終プレゼンテーションがおこなわれました。各チームがそれぞれの視点で考えた企画を10分間で発表。CCCのスタッフが提案に対して企画の実現可能性や資金面などの視点から検証し、質疑応答を重ねながらフィードバックしました。

最終プレゼンテーション

最終プレゼンテーション

各チームの企画

「CCC前アクティブラーニングスタジオに寄付型自動販売機を設置」《Augチーム》

「CCC前アクティブラーニングスタジオに寄付型自動販売機を設置」《Augチーム》

 寄付型自動販売機を設置し、学生のボランティアに対する関心を高めることで、CCC来訪者を増やすことを提案。全体の費用を提示した後、「自動販売機にボランティア情報を掲載した冊子を設置することで、さらなる認知拡大を図りたい」と伝えました。

「未来設計プロジェクト」《早産まれチーム》

「未来設計プロジェクト」《早産まれチーム》

 「未来設計プロジェクト」と題した企画を提案。「CCCを活用した卒業生から話を聞くイベントを開催し、ボランティアの魅力を発信することでCCCへの誘導を図りたい」と伝えました。

「食堂×CCC×学生団体」《こたつチーム》

「食堂×CCC×学生団体」《こたつチーム》

 「名古屋コーチンもりあげ隊」というCCC学生団体とコラボレーションしてオリジナルメニューを食堂で販売することで、CCCへの興味喚起を図る企画を提案。類似した広告例を挙げながら、説得力のあるプレゼンテーションを展開しました。

「食堂のテーブルにチラシを配架」《だいたい七夕チーム》

「食堂のテーブルにチラシを配架」《だいたい七夕チーム》

 エンターテイメント性の高いテーブル広告を提案。4コマまんがや迷路など、具体的な広告の仕上がり例も提示しながら企画を説明しました。具体的な制作枚数や費用も算出し、実現可能性の高いアイディアであることを伝えました。

「CCC前アクティブラーニングスタジオにポットを設置×CCC紹介動画」《スプリングチーム》

「CCC前アクティブラーニングスタジオにポットを設置×CCC紹介動画」《スプリングチーム》

 特に来訪機会が少ない男子学生をメインターゲットに据えて、企画を立案。特に20代男性が消費するというカップ麺に着目し、CCCの近くに「カップ麺用の給湯スペース」を設けることでCCCの来訪者増加を狙うという、ユニークな案を提案しました。

「COWカフェ」《めいちゃんチーム》

「COWカフェ」《めいちゃんチーム》

 CCCを気軽に立ち寄れる場所にし、ボランティア参加のハードルを低くしたいと、フェアトレードのコーヒーを提供するカフェスペースの設置を提案しました。カフェを活用した広報活動の事例を紹介しつつ、企画の意図をていねいに説明しました。