交流

2016年11月24日

ぼらマッチ!なごや

ぼらマッチ!なごや

平成28年6月25日(土) 愛知大学 名古屋キャンパス

ボランティアを「したい人」と「求める人」を結ぶイベントで
学生たちが新たなつながりを生み出しました

 名古屋市と名古屋市社会福祉協議会が主催する「ぼらマッチ!なごや ~あなたにマッチしたボランティアを見つけよう!~」。ボランティア経験者による講話や講座、面談、体験コーナーなどが開かれ、ボランティアを「したい人」と「必要としている団体」が出会い、相互に理解を深め合う場となっています。このイベントは2014年から定期的におこなわれ、本学コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)も参加しました。
 6月25日に開催された今年度は、過去最高の41団体が参加し、大いに盛り上がりました。CCCの学生たちもトークイベントや面談ブース、ボランティア講座などで活躍。地域や社会の課題と向き合い、どんな思いでどんな行動を起こしているのか。さまざまな活動を通して何を学んでいるのか。自己成長にどうつなげているのか......経験の数々をいきいきと語りました。新たなチャレンジは、自分の世界をより大きく広げていくチャンスです。学生たちはこのイベントでも挑戦を重ね、さまざまな人と交流を深めて、次に踏み出す一歩を見据えていました。

【ぼらトーーーク!】話し手として心理学部3年・市場遥さんが登壇!

ぼらマッチ!なごや

ぼらマッチ!なごや

 「ぼらマッチ!なごや」の開会を飾るイベントとして大教室で開催されたのが、「ぼらトーーーク!」。ラジオDJの方による司会進行で、大学生2人、高校生1人がボランティア活動についてざっくばらんに語り合いました。その大学生の1人が、本学心理学部3年の市場遥さん。現在、名古屋市青少年交流プラザ・ユースクエア企画委員会に所属し、地域の祭りなどのイベント企画やまちづくりに関する話し合いに力を注いでいます。
 トークイベントで市場さんは「大学4年間は、社会に出る前にいただいた貴重な時間。無駄にしたくない、将来のために行動力を鍛えたいと考え、ボランティア活動を始めました」と力強く語りました。さらにボランティアを続ける理由を聞かれると「地域の子どもたちの笑顔が見えるイベントの企画に、やりがいや楽しさを感じるから」「さまざまな人と関わり、協力し合うことで、自分が良い方向に変化していると実感できるから」と笑顔で回答。さらに、これからボランティアを始める人へのエールとして「新しいことを経験すると、目に映る世界がどんどん広がり、やりたいことも増えるでしょう。その日々の中で、人として成長している自分を発見できると思います」とメッセージ。市場さんは等身大の言葉で大勢の来場者に語りかけ、新しいことに挑む心を優しく後押ししていました。

心理学部 心理学科3年 市場 遥さんコメント

 たくさんの人の前で自分の思いを語ったり、イベント企画の委員長として仲間をまとめたり、高校生の頃からは想像できないほど成長したと感じています。それは、ユースクエア企画委員会の活動をはじめ、CCCのボランティア活動に積極的に取り組んできたおかげです。地域社会で幅広い年代の人、さまざまな考えを持つ人と関わり合い、視野が大きく広がるとともに、自分自身とより真剣に向き合うことができました。今後、企画委員会のリーダー、環境系NPOでの長期インターンシップなどにも挑み、さらに自分を高めていきたいと思います。

心理学部 心理学科3年 市場 遥さんコメント

【愛知淑徳大学CCC面談ブース「つながレール」】

「ぼらマッチ!なごや」のメイン企画のひとつが、参加団体の面談ブース。今回は、保健・医療・福祉、子どもの健全育成、障がい者福祉、高齢者福祉、国際協力、大学などの41団体が活動紹介やボランティア相談をおこないました。
 CCCの学生たちは、CCC全体や各学生団体の活動紹介、面談にとどまらず、「つながレール」と題した参加型イベントも実施。ブースを訪れた人々に「自分にとってボランティアとは何か」をカードに記入してもらい、その一枚一枚を列車のようにつなげて掲示するという内容でした。「人と人とがつながり合っている」社会を可視化するものであり、ボランティアに対する思いを共有できる場となりました。

【愛知淑徳大学CCC面談ブース「つながレール」】

【愛知淑徳大学CCC面談ブース「つながレール」】

交流文化学部 交流文化学科4年 飯田 諒子さんコメント

 私にとってボランティアは「成長の場」。高校生の頃は人見知りで、人と話すことに苦手意識がありました。そんな自分を「変えたい!」と思い、CCCに行ってボランティア活動を始めたのです。これまでに力を注いできたのは、長久手市での多世代交流の食事会の企画・運営、東京でおこなわれる全国規模の学生ボランティアフォーラムの運営など。いろんな人と対話し、協働することの楽しさを実感して、なりたい自分に近づいていると嬉しく思っています。卒業後は、人材派遣業界に進む予定です。人生をより豊かにするきっかけを多くの人に提供できるように、在学中の経験を活かしていきます。

交流文化学部 交流文化学科4年 飯田 諒子さんコメント

【愛知淑徳大学CCCボランティア講座「君にもできる! 仕事をしながらボランティア☆」】

「仕事とボランティア活動の両立」をテーマに、講演やグループディスカッションを実施。スペシャル講師として登壇した4人は、企業や福祉施設で働きながらボランティア活動にも励む若手の方々、会社経営をしながら地域の竹林管理や防犯・防災の活動にも尽力するベテランの方でした。
 「なぜボランティアを続けられるのか。その答えは"楽"。"気楽にできるから"、"楽しいから"です。地域の人たちと一緒に関わり合うことが、自分にとって休日の楽しみになっています」
 「大学生の頃から始めたボランティアは、生活の一部。何か"してあげる"ものではなく、支え合う"Win-Win"の活動です。いろんな現場に行くと世界が広がるし、自分にとって学びになることばかりだから」
 「私にとってボランティアは"未知への挑戦"。自分にできることを増やしたい、人との出会いを広げたい、そんな思いを持って、やりたいことをやっている。だから仕事しながらでも楽しく続けられるのです」
 「ボランティアを始めたのは、40歳から。地域づくりに積極的に取り組むと、仕事の幅を広げる新しい知識や人との出会いがあって、毎日が活気づいてきます」
 こうした熱いメッセージの数々が飛び交い、講座は大盛況。ボランティア活動は人生をより豊かにする「出会い」「学び」「成長」などにあふれているとあらためて実感していました。

【愛知淑徳大学CCCボランティア講座「君にもできる! 仕事をしながらボランティア☆」】

【愛知淑徳大学CCCボランティア講座「君にもできる! 仕事をしながらボランティア☆」】

参加学生たちのコメント(一例)
  • 「ボランティアは学生時代しかできない」と考えていたけれど、そうではない。今回の講師の方々のように社会人になっても楽しく続けていきたいと、前向きな気持ちをもらいました。
  • 講師の皆さんのボランティアへの取り組み方、生活の楽しみ方は、これからの自分の生き方を考える参考になりました。将来の可能性を広げるためにも、私もいろんな活動に参加したいと思います。
  • 自分が「好き」「楽しい」と思える活動が、誰かを励まし、支えになるかもしれない。だからこそ、自分が笑顔でボランティア活動を続けることが大事なのだと思いました。

【愛知淑徳大学CCCボランティア講座「君にもできる! 仕事をしながらボランティア☆」】