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2017年02月28日

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

企業が提示した環境課題に対して、グループで挑んだ学生たち。
未来を輝かせる解決策を力強くプレゼンテーションしました。

 愛知県では、2015年度から大学生向けの「人づくり」プログラムとして、「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」の取り組みを推進しています。これからの時代を担う若い世代が、グローバルな視点を持ち、企業に対してエコアクションを継続的に実施していく提案をすることで、自らも持続可能な社会づくりに携わる人材となっていくことを目的としています。この研究所は、大村秀章知事が所長、大学生が研究員です。
 2016年度は40名の大学生が4名1チームの10チームに分かれて活動。本学学生も5名が参加しました。各チームは、パートナー企業10社から提示された環境課題に対して、現場での調査・研究、企業の方々とのディスカッションなどを経て解決策を検討していきました。一連の取り組み期間は、7月から11月までの約5カ月間。その研究成果を発表する「成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜」が11月23日(水)に星が丘キャンパス 記念会堂で開催されました。
 発表時間は各チーム9分間。パートナー企業は、提示した環境課題に対する解決策として「採用」「一部採用」「不採用」の3段階で評価しました。すべてのチームが「採用」「一部採用」を獲得し、賞賛の拍手が惜しみなく送られました。

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

 修了式で大村知事は「愛知県は日本一の産業県ですから、環境都市としても日本一でなければいけません。そこで重要になるのが『人づくり』です。今年度の『かがやけ☆あいちサスティナ研究所』でも、学生の皆さんそれぞれが一生懸命に取り組み、素晴らしい課題解決策を提案しました。社会人になってもこの経験を活かし、目標に向かって飛躍してほしいと願っています」と激励されました。その熱い言葉を受け止めた学生たちは、将来、それぞれの道で「持続可能な社会」づくりに貢献し、豊かな自然、多様な命と共生する時代をリードしていくでしょう。

愛知淑徳大学の学生が取り組んだ研究

パートナー企業:ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社
課題:稲沢・幸田両サイトが連携し、工場が地域と共生する環境取組を検討せよ!
解決策:ソニー環境隊!自然を守る人づくり 社員から地域、そして全国へ!

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

 社員の家族や地域住民を対象とした、自然を体感するバスツアーを企画し、環境問題に対する興味喚起を図る。また社員の環境意識を向上させるため、社員それぞれを「ソニー環境隊」に任命。サイト内の緑化活動や整備・清掃活動などを楽しみながら実践できるシステムをつくり、ソニーと地域が共生できるサスティナブルな人、しくみをつくり出します。

パートナー企業:アイシン精機株式会社
課題:アイシン精機(自動車部品製造業)の環境取組の方法を検討せよ!
解決策:「現場でしか見えないものがある」アイシンの環境取組を、見て・聞いて・体験しよう!

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2016 〜考えよう!未来の環境〜

 アイシン精機の環境取組を楽しみながら体験できる、小学生向けプログラム「エコマスターへの道」。そのプログラムの企画・運営に関わる大学生向けボランティア活動。これらを実施することで、小学生と大学生に対して環境取組をPRするとともに、エコアクションを日常的に実践できる次世代の人づくりにもつなげていきます。