交流

2011年11月19日

第31回「地方の時代」映像祭2011 ~支え合う!地域力~ 贈賞式・交流会

第31回「地方の時代」映像祭2011 ~支え合う!地域力~ 贈賞式・交流会

現代社会学部(現:メディアプロデュース学部)・石丸ゼミと岩村町の人々が
協力して制作したドラマ「みつけもの」が、全国的な映像祭で奨励賞に輝きました。

 現代社会学部(現:メディアプロデュース学部)・石丸ゼミと岐阜県恵那市岩村町の方々がつくり上げた、町おこしドラマ「みつけもの」。主人公の大学生・直子が岩村町を訪れ、戦国時代を強く生き抜いた岩村城の女城主について調査する中で、自分の生き方を見つめ、成長していくストーリーです。もともと石丸ゼミの専門は、メディアを活用して情報を効率よく伝えるための「コミュニケーションデザイン」であり、映像制作は初挑戦。石丸緑先生が「岩村町の魅力を多くの人にわかりやすく伝えたい!」という思いのもと岩村町に話を持ちかけ、学生約40人と町おこし団体・城下町ホッといわむらの方々をはじめ多くの人が力を合わせ、約1年半かけて完成させました。そして今年、愛知淑徳大学や岩村町、名古屋市、横浜市で上映され、学生や地域の人々にあたたかく迎えられました。

 このさまざまな人の熱い思いが込められた「みつけもの」が、第31回「地方の時代」映像祭2011~支え合う!地域力~ 市民・学生・自治体部門において奨励賞に輝きました。11月19日(土)に関西大学で盛大に開催された贈賞式では、晴れやかな笑顔の石丸先生が「地方の時代」映像祭実行委員 吹田市長 井上哲也氏から表彰状とトロフィーを受け取りました。ステージ上でのインタビューで石丸先生が「たくさんの方々にご協力いただき、『みつけもの』というタイトルどおり、素晴らしい賞をいただくことができました」と喜びと感謝の言葉を述べると、祝福の拍手が会場に響き渡りました。
贈賞式の後には、受賞者・審査員の方々が自由に語り合える交流会が華やかにおこなわれました。石丸先生や学生たちは放送局の方々や他大学の学生たちと笑顔で言葉を交わし、新たな活動につながる人と人の輪を広げていました。

INTERVIEW

「みつけもの」を通して、制作に関わった一人ひとりが、
かけがえのないものを見つけました。

関西大学での贈賞式には、石丸先生、「みつけもの」の制作に関わった城下町ホッといわむらの佐々木繁典さんと河田文仁さん、スタッフを務めた現代社会学部 4年生の大橋彩乃さんと伊藤修平さん、主役を熱演した現代社会学部2010年度卒業の鈴木百合香さん、キャストやスタッフを務めた石丸和馬さんが制作関係者の代表として参加し、会場にて喜びの声を聞かせてくださいました。

●城下町ホッといわむらの方々の声

これまでも"女城主の里"として岩村町をPRしてきましたが、石丸先生は町の外からの視点で女城主の魅力をさらに深く掘り下げてくださいました。そして初めてのドラマ制作に打ち込む石丸先生や学生の皆さんの熱意に、私たちも動かされました。この受賞を岩村町の皆に報告して、"女城主の里"のひなまつりイベントなど、新たな活動への活力にしたいと思います。

●在学生や卒業生たちの声

ドラマ制作を通して、目標に向かって力を尽くすと多くの人が協力してくださり、大きなことも成し遂げられることを実感しました。メディアなどを活用して思いをわかりやすく伝える「コミュニケーションデザイン」を体験的に学べたことに、受賞と同じぐらい大きな喜びを感じています。

●石丸先生の声

『みつけもの』はたくさんの方々のご厚意でできあがった作品。今回の受賞に結びつくほど、皆さんの熱い力が宿っていると感じています。また、不思議なご縁で堤幸彦監督などプロの方々にもご支援いただき、人と人のつながりの力強さ、あたたかさを改めて実感しました。

TOPICS

石丸先生からのメッセージ

愛知県高浜市の町おこしドラマ「タカハマ物語」をただいま制作中!

「みつけもの」の制作がきっかけで出会った堤幸彦監督にご依頼いただき、愛知県高浜市の町おこしドラマ「タカハマ物語」の脚本、監督を務め、現在撮影を進めています。公開は、2012年秋の予定。今回のドラマ制作では、ドラマの内容と実際の町おこしがリンクし、広がっていくように、高浜市の伝統産業の鬼瓦を使った楽器製作、鬼瓦の形のたこ焼きづくりなど、市民の方々が主体的に参加できるきっかけづくりを大切にしています。地域を支えていくのは人の力。私自身の研究テーマでもある地域のブランドデザインの一環として、イベントや活動などの「コトづくり」を実践し、人と人をつなぎ、地域が未来へと発展していく手助けができたらと考えています。また学生たちにもドラマ制作に積極的に参加してもらい、多くの人と協力し合い、喜びを分かち合う経験を重ねてほしいと期待しています。

タカハマ物語 公式ホームページ別ウィンドウ

タカハマ物語