交流

2014年01月20日

福祉貢献学科 子ども福祉専攻 4年生有志による就職体験報告会

福祉貢献学科 子ども福祉専攻 4年生有志による就職体験報告会

先輩から後輩へ、自身が夢を叶えるまでの道のりを伝えました。

 2010年の学部再編にあたり、新たに誕生した福祉貢献学部 福祉貢献学科。その中で福祉の視点を持ち、子どもたちの成長に寄り添える人材の育成をめざしているのが、子ども福祉専攻です。在籍する多くの学生が保育士や幼稚園教諭をめざし、日々研鑽を積んでいます。今年は、子ども福祉専攻の1期生が卒業する年。先生方と就職内定を頂いた4年生の有志が協同し、自らの就職活動における経験を後輩たちに伝える「内定者報告会」を1月20日(月)に開催しました。開会に先立ち、白石淑恵先生が「私たちの子ども福祉専攻は歴史は浅いですが、皆さん一人ひとりの行動や実績がこれからの歴史をつくっていくことになります。3年生は今日の報告会でしっかりと先輩たちの経験を受け継ぎ、来年さらに発展させてください」と挨拶。また4年生に対しては、自身の経験をしっかりと後輩に伝えて欲しいという言葉を贈りました。

 発表者として参加したのは、夢を叶えた約20名の4年生たち。自治体ごとにグループに分かれ、さらに一般企業に内定を受けた学生も加わり、少人数のディスカッション形式で自身の経験を披露しました。また3年生からの試験における具体的な質問に対しても、ていねいに答えていきました。3年生の質問が集中したのは、実際に面接試験で出題された問題や4年生が実践した試験対策について。3年生たちは自治体ごとで異なる試験の特色をつかみ、自身の志望する進路の実現を引き寄せようと、熱心に質問を続けていました。「ピアノの課題曲は暗譜する必要がありますか?」「専門科目と教養科目はどちらに重点を置いて対策しましたか」。4年生は試験で使用した楽譜などの資料や試験対策本を見せながら試験会場の雰囲気も含めて細かく説明をしていきました。時には、どうして公立の保育園をめざしているのか、具体的な対策ははじめているのかと、4年生から3年生へ逆質問。3年生は自分の進路に対する思いを熱く語っていました。3年生にとって、自分の進路を見つめ、具体的な試験対策のスタートを後押しする貴重な経験となったことでしょう。