交流

2014年03月26日

学校体験 説明会

学校体験 説明会

大学のサポートを受けながら学校体験をおこなった2名が、後輩たちの向学心を刺激しました。

 愛知淑徳大学の教職・司書・学芸員教育センターでは、教職員が連携し、教員免許状取得や教員採用試験対策の支援・指導などに力を注いでいます。このセンターが開講する「学校体験」は、教員志望の学生が自発的に参加した「小学校・中学校・高等学校などでの教育活動」を単位認定する科目です。事前の計画書と日報、事後の報告書の提出を通し、ボランティア活動をより実りの多い経験へと高めることができます。担当教員からマンツーマンで指導を受けることもでき、多くの学生が積極的にチャレンジしています。
3月26日(水)には長久手キャンパス ミニシアターで、「学校体験」の受講を検討している学生向けに説明会がおこなわれました。2人の受講生が自身の経験談を語り、教育現場で体験的に学ぶことの素晴らしさを伝えました。

 中学校・高等学校の国語の教員免許取得をめざしている文学部 国文学科 3年の杉浦さんは、昨年「学校体験 説明会」に参加したことがきっかけで、ボランティア活動への参加と「学校体験」の受講を決めたそうです。現在、月に1回、土曜日に長久手市の小学校でトワイライトスクールのサポーターとして活動しています。児童が帰宅するまでの間、遊んだり勉強したり、思い思いに過ごせる環境を整えることが大きな役割です。「11月に小学校で開かれた展覧会で子どもたちの作品を鑑賞する機会がありました。今まで元気に遊んでいる姿しか知りませんでしたが、子どもたちの新たな一面に触れて限りない可能性を感じ、感動しました。教職担当の先生に教わった"教育は生徒理解にはじまり、生徒理解に終わる"という言葉の意味を、ほんの少し体感できたように思います」と自身の経験を語りました。

 4月から愛知県の私立高校で英語教諭として働く交流文化学部 交流文化学科の西川さんは、2年次から3年間、小学校教諭のサポーターとして授業補助や行事運営をおこないました。西川さんは3年次に「学校体験」を受講し、大学の先生から手厚いサポートを受けたことで、ボランティア活動が今まで以上に貴重な経験になったと語りました。「毎日、活動内容を日報にまとめたことで、ボランティアで学んだことや困ったことを整理整頓することができました。不明点は面談で先生に相談することができたので、経験を知識として定着させることができたのだと思います」。「学校体験」のメリットを「大学で学んだ知識を現場で活かせること」「現場の先生と話せること」「自分の考えが深まること」「子どもの成長を見られること」の4つにまとめて後輩たちに伝えた西川さん。小学校で重視している人間性を豊かにする教育を高校でも実践できたらと、今後の目標を力強く語りました。
今回の「学校体験 説明会」では2人の受講生から学生たちへ教育現場で教員や子どもたちと関わりながら学ぶことの魅力が伝えられました。今後も多くの学生たちが自身の夢に向かってチャレンジを重ね、教員になる目標を達成していくことでしょう。