交流

2015年05月14日

学校体験発表会

学校体験発表会

平成27年3月26日(木) 星が丘キャンパス13B

教育現場でのボランティア活動を学生たちがいきいきと語りました。

 全学をあげて教員育成に取り組む本学は、これまでに延べ1,000人をこえる卒業生を教育現場に送り出してきました。教職を志望する学生たちを支えるために、教員採用試験対策講座などさまざまなサポート体制を整え、2015年8月には「教育に志す者の会『教志会』」も発足。実践的な支援体制を実現しています。そのひとつが教職・司書・学芸員教育センターが開講する「学校体験」。小学校・中学校・高等学校などの教育現場でのインターンシップやボランティア活動を単位認定する本学独自の科目です。3月26日(木)には「学校体験」を受講した4人の学生が自身の経験談を語る発表会が星が丘キャンパスでおこなわれました。

学校体験受講者の発表

 三重県にある小学校で学童保育の指導員として、15時から18時の間、勉強を教えたり一緒に遊んだりしながら子どもたちと過ごしました。最初のうちはどう接していいかわからず、元気な子どもたちに戸惑うばかり。特に男の子たちがヒーローごっこの延長で必要以上に叩いたり蹴ったりするときにうまく場を収めることができませんでした。しかし、しっかりと叱ることも教師の仕事だと思い直し、徐々に「ダメなことはダメだ」と子どもたちの目を見て言えるようになりました。1年次という早期に児童を指導する経験ができる「学校体験」での毎日は、教員をめざす上で今後きっと支えになると確信しています。

文学部 国文学科 2年

健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科 3年

 昨年の「学校体験発表会」で、いきいきと自身の活動内容について語る先輩に刺激を受け、私もやってみようと「学校体験」を受講しました。ボランティア活動先は長久手市の小学校。学童保育の指導員として子どもたちと関わりました。宿題に一緒に取り組んだ時、一人の子がなかなか解けなかったので答えを教えようとすると「自分で考える! 絶対に答えは言わないで」とひと言。子どもの学習への意欲に感銘を受けました。そして、子どもの前向きな気持ちを後押しできる教員になりたいという具体的な目標が見つかりました。残りの学生生活でさらに知識を深め、人間性を磨き、体育の先生になる夢を叶えます。

 特別支援学校と小学校の学童保育でボランティア活動をしました。特別支援学校では、子どもたちと一緒に音楽療法に取り組んだり、文化祭の模擬店で焼きそばを販売したり、実践的な活動を経験しました。学童保育を通じて、かまってくれないとすねてしまう女子児童などに出会い、関わり方の難しさを痛感しましたが、それでも笑顔で子どもたちと接することを心がけました。子どもとの距離が徐々に縮まり、ひとり一人の個性に目を向けることができるようになったと思います。先入観を持たず、ありのままの姿を受け入れられる教員、そんな理想像に向かって学びを深めていきます。

交流文化学部 交流文化学科 2年

文学部 国文学科 3年

 普通学級で学ぶ障がい児の学習支援をおこないました。校長先生から言われた「子どもたちの行動には意味がある」という言葉を胸に行動し、どうして教室を飛び出してしまったのだろう、どうして授業に出てこなかったんだろうと、常に子どもの気持ちを考える習慣が身につきました。また、現場の先生方の姿から、「机間巡視の時は目線を合わせると子どもが安心する」などの指導テクニックも学ぶことができました。去年の今頃、「学校体験」を受講するかどうか迷っていましたが、一歩踏み出せば多くのことが学べるのだと実感しました。これからも主体的に行動し、教員になる夢に向かって進んでいきます。