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2017年11月15日

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

2017年6月16日(金) 星が丘キャンパス 55B

約4ヶ月に渡る産学連携プロジェクトの集大成。
大塚ゼミの学生が企業の課題に応える企画を、
プレゼンテーションしました。

 ビジネス学部 大塚ゼミは、今年の2月からゼミ活動の一環として産学連携プロジェクトに取り組んできました。コラボレーションした企業は、サイン・ディスプレイの会社である株式会社ファーストと、プロバスケットボールチームの名古屋ダイヤモンドドルフィンズの2社。企業から提示された課題を解決すべく、6つのチームがそれぞれ企画を立案し、プレゼンテーションをおこないます。課題についてヒアリングをするオリエンテーションからはじまり、アンケート調査や中間発表会を経て、6月16日(金)に最終発表会が開催されました。今回は各チームの提案をダイジェストで紹介します。

株式会社 ファースト

X年後に実現するサインについて/チーム ペペロンチーノ

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

 未来に残るデジタルサイネージを提案したチーム ペペロンチーノ。ビジュアルだけの広告は人々の心に残らないと指摘し、「香りで記憶に残す」ことを提案。たとえば、商業施設で飲食店を探す時、デジタルサイネージから美味しい匂いがでることで、匂いとともにお店を覚えてもらうという仕組み。プレゼンテーションを受けた株式会社ファーストの社員の皆さんは、「五感を刺激する新しいサイネージのあり方を垣間見ることができ、新しい視点を授けてもらった」と、学生ならではの柔軟なアイデアに感心した様子でした。

人口減少社会に求められるサイン/チーム カンフー

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

 「サイン・ディスプレイが人と人を繋ぐ手段として活躍する時代になる」と想定し、「公共交通機関利用時に役立つサイン・ディスプレイ」と「災害時に役立つサイン・ディスプレイ」の2つを提案しました。公共交通機関のサイン・ディスプレイは、乗換方法の検索ができる液晶パネル。子どもや高齢者など、検索した対象者によって、説明の方法や紹介する情報をセグメントするというアイデアが盛り込まれました。個々人に合わせて提供する情報を変えるという新たな視点が、企業の皆様から高い評価を得ました。

環境にやさしいサイン・ディスプレイ/チーム 晴れ予報

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

 まず、エネルギー資源には限りがあることを解説したうえで、江戸時代には限られた資源を何度も利用する工夫がなされていたことを説明。そして「江戸時代のように何度も作り直せるサイン・ディスプレイ」を提案しました。発想の元は「和紙」と「緑のカーテン」。和紙は天然素材で再利用ができ、耐久性に優れていることをアピール。緑のカーテンは温室抑制効果があり、電力消費量も抑えられると説明した後、実際に使われている「和紙の日差しよけ」なども紹介しながら、自分たちのアイデアをわかりやすく伝えていきました。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

笠寺とのコラボレーション企画/チーム のり弁

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

 地域に根ざしたチームづくりをおこなうことで、長期的に名古屋ダイヤモンドドルフィンズを浸透させ、ファンの獲得につなげようと提案したチーム のり弁。取り上げたのは、名古屋市南区にある笠寺観音商店街です。夏祭りで名古屋ダイヤモンドドルフィンズに関するイベントを開催し、地域の子どもたちに愛着を抱いてもらうと提案しました。さらに、冬祭りではNTTドコモとのコラボレーション企画も提案。費用感も提示することで、説得力のあるプレゼンテーションとなり、企業の方々からも実現可能性の高さを評価されました。

ファミリー層をターゲットにした集客企画/チーム 魚人族

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

 企業から提示されたターゲットではなく、「休日は家族みんなでおでかけしたいというファミリー層」をターゲットに変更しようと、大胆な提案。試合中に子どもを預かる「子ども預け隊」、観戦前に応援フラッグを手作りできるイベント「ぬりえ応援フラッグ」など家族がみんなで試合観戦できるアイデアを発表しました。具体的な運営スタッフとして、学生の地域貢献活動を支える学修施設、コミュニティ・コラボレーションセンターの協力が得られることも伝え、大学生ならではの機動力を売りにした提案となりました。

オリジナルスイーツで、集客力UP/チーム SAM

大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 最終発表会

 中間発表で提案した「名古屋の特産品を使用したスイーツ」の販売の実施に向けて、材料費や作り方などを具体化して最終発表会に臨んだチームSAM。この日のために試作した「ドロフィンズプリン」と「チーズinトマトジュレ」の2品を実際に企業の皆様にふるまいながら、オリジナルスイーツを提供することで生まれるメリットをアピールしていきました。企業の皆様は試作品の完成度に驚きながらも、その行動力を高く評価。「実現に向けて、これから詳細をつめていきたい」と嬉しい言葉をいただきました。