追究

2017年12月19日

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

北欧・フィンランドの施設・企業などをめぐり、
「人にやさしい社会」を支える人間情報の学びを深めました。

 「人にやさしい社会」を支えるものづくり・システムづくりの実現に向け、人間、情報、コンピュータの特性を科学的に学ぶ、人間情報学部。「情報デザイン・システム専修」「心理情報専修」「図書館情報学専修」の3専修体制を導入し、学生が「専門能力+αの付加価値」を身につけることができるよう特色ある教育プログラムを実施しています。
 2017年度に新たに実施されたのが、「海外フィールドスタディ」です。3専修それぞれで修得する専門知識・技術が、世の中でどのように活かされているのか。世界的に見てもハイレベルの施設・環境を視察し、体験・実感を通して学びを深めていくことを目標としています。担当教員の森博子先生は、人間情報学部の研修先としてふさわしい国・都市を1年半前から検討。「デザイン」「図書館」「IT産業」のいずれも先進的ということから、フィンランドでの研修を決定しました。

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

 今年度の「海外フィールドスタディ」に参加したのは、26名の3・4年生でした。現地での学修・体験がより実り多いものになるように、2017年5月から8月に3回、事前オリエンテーションとして研修を実施。学生たちは訪問する施設・企業の研究、現地学生との文化交流のための英語力向上に励み、海外で多くのことを吸収したいと意欲を高めました。

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

 研修期間は8月31日(木)から9月6日(水)の7日間。世界的なIT企業のNokia社、利用率が世界トップレベルの図書館、ユニバーサルデザインの公共交通、福祉施設などをめぐりました。学生たちが目の当たりにしたのは、日常生活を豊かにするツールや空間のデザインが、まちのいたるところに息づいていること。人間情報学部の学びが社会にとって重要であると再認識する機会になったようです。また、今回のフィールドスタディは通訳ガイドの方が同行したため、各施設・企業での説明も的確に通訳してくださり、学生たちは言語の壁を感じることなく人間情報の学びを深めることができました。

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

 文化交流を目的に訪れたのは、協定校であるメトロポリア応用工科大学です。キャンパスツアーの他、現地学生と自己紹介ゲームを楽しみました。本学学生たちは日本のお菓子や折り紙などを手渡しながら、互いの国の文化を英語で理解し合い、本学の理念「違いを共に生きる」の大切さを肌で感じていました。

2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」

 帰国後、事後学修として、参加学生はレポート作成に取り組み、フィンランドでの学びを振り返りました。グローバル化が進む今、世界に視野を広げて学び、経験を重ねることは大きな力になります。人間情報学部の「海外フィールドスタディ」は次年度以降も内容を充実させ、学生たちにとって自らの可能性を拓いていくチャンスになることでしょう。