追究

2018年02月23日

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

2017年12月15日 長久手キャンパス8号棟5階プレゼンテーションルーム

"新しい一歩の原点になってほしい"
旅の経験から「挑戦することの大切さ」を伝える講演会が開催されました

 創造表現学部では、学生が自ら企画するさまざまなイベントが開催されます。メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 都市環境デザイン専修3年生(現:創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻)の梅村真由さんは、「可能性の広げ方」をテーマに講演会を企画。12月15日(金)長久手キャンパスにて、世界を旅した2人の登壇者による講演がおこなわれました。

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

高校3年生で世界一周の夢を叶えた吉野裕斗さん

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

 最初の登壇者は、慶應義塾大学総合政策学部の吉野裕斗さん。高校3年生で休学して世界29カ国を巡った「元高校生バックパッカー」です。
 吉野さんは、高校生にして世界一周をするまでの経緯や苦労を語りました。将来は国際協力ができる仕事に就きたいが、大学の進路選択に迷っていたという高校生当時。実際に現地の実情を見に行き、進路を決めようと考えました。難題は資金集め。企業の社長に直接思いや目的を伝えて協賛金を募ったり、クラウドファンディングで資金調達をしたりと奔走しました。
 その他にも、初留学の際にタイの山岳地方を訪れたこと、高校生ボランティア団体をつくり多くのプロジェクトを行ったことなどを紹介。最後に、「偉業を成し遂げた大人も、誰もが最初は怖かったはず。踏み出すことに恐れているのは自分だけじゃないと知ってほしいです」と、学生を後押しするメッセージを伝えました。

世界中でアウトドアや家造りを経験した平瀬奨馬さん

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

 次に登壇したのは、本学のメディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科(現:創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻)平瀬奨馬さん。2016年に1年間休学をし、オーストラリアで6ヶ月間働き貯蓄したのちに世界を旅しました。
 「自分が本当にやりたいことを考えたとき、海外への憧れと、自分の好きなアウトドアへの思いの強さに気付きました」と話す平瀬さん。平瀬さんにとって初めての海外は、大学2年生のとき。2015年に起こったネパール地震の5ヶ月後、NGOの震災復興ボランティアとして訪れました。この選択が良い出会いを生み、今の自分につながったと語ります。
 その後、旅の資金集めのためにオーストラリアでは農園で働きました。そうして貯めた資金で旅をする中、多数のトレッキングや家造りなどを経験。「建築を深く知りたい」という思いから、南米では土のう建築を学びました。電気も水道もない厳しい環境でしたが、日本ではできない体験が糧になったと話します。「休学をするという選択に怖さはあったが、後悔していない。いつか自分のシェアハウスを持つという夢を持つことができました」と目を輝かせました。

 日本を飛び出し、貴重な経験を積んできた2人。会場に詰めかけた学生たちにとっても、良い刺激をもたらす講演会となりました。主催の梅村さんの思いは、学生たちの心に届いたようです。

学生インタビュー

メディアプロデュース学部 3年 梅村真由さん

創造表現学部 学生企画イベント「可能性の広げ方」

 以前、吉野さんの講演を聞いた時、高校生にして世界一周の夢を叶え、目標を達成していてすごいと感銘を受けました。のちに、私も世界を旅してみたいと思い、カンボジアやベトナムを訪れました。私自身が行動するきっかけとなったお話を、皆さんにも聞いてもらいたいと今回の講演会を開催しました。
 ボランティアや海外で働きお金を貯め、旅をされた平瀬さんのお話は、自分らしくを目標にチャレンジしていく「挑戦することの大切さ」を教えていただきました。また、今回イベントを企画している時、何から始めれば良いのか悩んでいる時に、サポートもしていただきました。
 今自分は何をしたいのか、どうしたいのか少しでも感じたことがある方は、お二人のお話を聞いて、何か始めたいと可能性を広げられるきっかけになればと思います。