追究

2018年03月14日

創造表現学部 学生企画イベント「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」

創造表現学部 学生企画イベント「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」

2017年12月22日(金)長久手キャンパス 822教室

CDジャケットの意義は? 今後は?
お気に入りのジャケットを紹介しながら、その魅力に迫りました。

 メディアプロデュース学部(現:創造表現学部)では、学生自らが企画したイベントを随時開催しています。学生が興味を持ったテーマを企画書にまとめ、教員にプレゼンテーション。審査を通った企画が実際のイベントとして開催されます。12月22日(金)におこなわれた「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」は、メディアコミュニケーション専攻3年の恒川直樹さんが企画したイベントで、CDジャケットの魅力について語り合うワークショップ形式で進行しました。

創造表現学部 学生企画イベント「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」

創造表現学部 学生企画イベント「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」

 最初に恒川さんは、以前よりもCDが売れなくなった現状を解説。インターネットを通して1曲だけでもダウンロード可能な時代であることを述べました。しかし、こんな時代だからこそ、あらためてCDジャケットの魅力に気付くべきではないかと訴求します。楽曲が耳で聴いて楽しむメディアであれば、CDジャケットはアーティストの世界観を目で愉しむことができるメディアであると主張します。その後、AKB48、flumpool、スガシカオなどのCDジャケットを紹介し、それぞれの特徴、狙い、世界観などを紹介しました。またCDジャケットには写真だけでなく、イラスト、タイポグラフィなどさまざまな表現方法が使われていることにも言及。「著名なアーティストほどCDジャケットに本人の写真を使わない傾向がある」、「フォントもビジュアルの一部としてとらえているのではないか?」など、アーティストによって表現の仕方を工夫していることについてもディスカッションしました。

創造表現学部 学生企画イベント「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」

創造表現学部 学生企画イベント「ジャケットの力とは?-CDの魅力を伝えるジャケットについて考える時間-」

 最後にCDとCDジャケットの今後について恒川さんは「デジタル時代の現代、そしてそれが加速する今後においても"モノ"としてのCDがなくなることはないと思う。CDが楽曲そのものを聴かせるメディアだけでなく、ライブへの動員ツールとして機能していくかもしれない。CDジャケットもアーティストの世界観をビジュアルとして表現するものとして生き残るはず。今後は表題曲を伝えるものから、カップリング曲を表現するものへと進化していくかもしれない」と語りました。
 学生企画イベントは、企画立案、プレゼンテーション、宣伝、開催・運営など、多くのことが学べるプログラム。今後もこのような経験を通し、学生の成長を支えられるイベントとして積極的に開催していきます。