追究

2018年04月13日

NIC Global Youth Day「今、“グローバル人材”へのトビラを開けよう!」

NIC Global Youth Day「今、“グローバル人材”へのトビラを開けよう!」

2018年2月18日(日) 名古屋国際センター 別棟ホール

小島ゼミの学生が「NIC Global Youth Award 2017」に挑戦。
自らの国際協力活動を発表し、準グランプリを受賞しました。

 2018年2月18日(日)、名古屋国際センター 別棟ホールで、名古屋国際センター主催の「NIC Global Youth Day」に関するイベントが開催されました。「NIC Global Youth Day」とは、名古屋国際センターが提唱する国際交流デー。世界を知り、1歩を踏み出す日というテーマを掲げ、次世代を担う若いグローバル人材を育てることを目的としています。

NIC Global Youth Day「今、“グローバル人材”へのトビラを開けよう!」

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 イベント内では、イントロダクションとして本学の名誉教授 榎田 勝利先生が「国際交流の原点を考える」と題した講演をおこないました。榎田先生はご自身が職員としてかかわった名古屋国際センター開設時から現在に至るまでのさまざまな国際協力活動について紹介しながら「名古屋市民の国際支援への貢献度の高さ」や「国際社会への共感性の高さ」を語られたうえで、「東日本大震災が起こったとき、その様子がすぐに世界中に伝わり、さまざまな国からたくさんの支援がありました。このように世界の問題を"自分事だ"と考える人が増えている中、多様な価値観を柔軟に受け入れながら継続的な国際支援活動を続けていくことが重要です」とメッセージされ、「国際交流を通じて自分が何をしたいのか」を追究していくことが大切だと伝えられました。

NIC Global Youth Day「今、“グローバル人材”へのトビラを開けよう!」

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 講演の後、この日のメインイベント「NIC Global Youth Award 2017」を実施。「国際交流・国際協力・多文化共生」の分野で活動している若者の団体を表彰し、副賞の授与を通じて活動をサポートするプロジェクトで、今回は11の団体が応募。そのうちの9つの団体が一次審査を勝ち抜き、当日のプレゼンテーション審査へと進みました。この9つの団体の一つに選ばれたのが、本学の小島ゼミ(教育学科と交流文化学科の合同ゼミ)。外国にルーツを持つ子どもたちが自分に自信を持ち、自ら進路を決めることができる社会の実現をめざし、「外国にルーツを持つ子どもたちとの多読活動」「高校進学をめざす外国人の子どもを対象にしたドリームマップづくり活動」「メキシコやネパールなどの小学校での国際交流活動」などを行っているゼミで、発表では現役のゼミ生と卒業生が、活動を通じてどんな学びがあったか、その学びが自分の進路決定にどのように関係したか、また卒業後はその学びがどのように生かされているかを、自ら選んだ「漢字一字」になぞらええて発表。具体的な活動内容については、プレゼンテーション後におこなわれたポスターセッションにて、学生一人ひとりがイベント参加者に対してていねいに説明していきました。

 その多文化共生をめざした活動のアクティブさと地域貢献度の高さが評価され、見事、小島ゼミは準グランプリを受賞。表彰式では会場から温かい拍手が送られました。今回の受賞は、小島ゼミの学生たちにとって大きな自信につながったことでしょう。来年度は、スリランカでの合宿型ボランティア活動(国際交流活動)も予定されています。これからも活動を通じて異文化を理解し、自らの進路を見つめ直すことで、大いに成長していくはずです。

NIC Global Youth Day「今、“グローバル人材”へのトビラを開けよう!」

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