追究

2018年05月01日

長久手市 学生まちづくり甲子園

長久手市 学生まちづくり甲子園」

2018年2月10日(土) 長久手市 福祉の家

長久手市の将来を想い、まちづくりのアイデアをプレゼンテーションしました。

 長久手市では、今後のまちづくりの指針となる「総合計画(愛称:ながくて未来図)」を市民といっしょに策定しています。「長久手市 学生まちづくり甲子園」はその一環として、長久手市の次世代を担う学生たちにまちづくりのアイデアを考えてもらい、それを発表する舞台。このプレゼンテーションに参加したのは、高校生や大学生で構成される6チームで、愛知淑徳大学からは福祉貢献学科子ども福祉専攻の4名がチーム「BABY♥♥」として出場。プレゼンテーション本番に向けて、10月から12月の間に合計3回のワークショップを開催し、各チームのテーマ設定、アイデアラッシュ、アイデアを伝えるためのプレゼンテーションの準備を行いました。

長久手市 学生まちづくり甲子園

長久手市 学生まちづくり甲子園

 「長久手市 学生まちづくり甲子園」は「長久手市 福祉の家」の2階にある集会室で開催され、10時のプレイボール前にたくさんの市民の方々が集まっていました。各チームがプラカードを持って入場すると、会場からは大きな拍手が。各チームの自己紹介と選手宣誓が行われた後、いよいよプレゼンテーションが始まりました。
 自然とのふれあいをテーマにまちづくりのアイデアを発表するチーム、大学生たちが自分たちの特技を活かせる場をつくろうと呼びかけるチームなど、どのチームも学生ならではの視点でアイデアを発表していきます。そして、5番目に登場したチーム「BABY♥♥」は「子どもたちは人から愛されてこそ、人を愛することができるようになる!」と主張し、親子参加型のイベント開催を提案。そこでは体を使ったスキンシップゲーム、表情リレー、あてっこごっこなど、子ども福祉専攻の学生らしいアイデアを紹介しました。また、絵本や紙芝居、人形劇などを通して人権の大切さを考える子供向けイベントも提案しました。

長久手市 学生まちづくり甲子園

長久手市 学生まちづくり甲子園

 発表後は審査員から「学校での学びを地域に活かそうとする姿勢がすばらしい」、「愛されてこそ、愛することができる”愛情の循環”という発想が興味深い」などの講評をいただきました。6チームすべての発表が終わり、来場者の皆さんはそれぞれが良いと思ったチームに投票していきます。審査員の票もあわせてついに順位が発表! その結果、チーム「BABY♥♥」は堂々の3位に! メンバーたちはホッとした感情とうれしさが入り混じった表情で、互いに入賞の喜びを分かち合っていました。
 今回、学生から提案されたアイデアは、策定を進めている「総合計画」の「市民まちづくりプラン」に活かしていくとのこと。学生たちの若いパワーとアイデアが、未来の長久手市をつくっていくことでしょう。

学生インタビュー

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 2年
村井明日香さん、水野綾子さん、宮澤円来さん、永野桜子さん

長久手市 学生まちづくり甲子園

 昨年の9月くらいに「CCC(コミュニティ・コラボレーションセンター)」から「長久手市 学生まちづくり甲子園」のお話をいただきました。人前でプレゼンテーションをするのは初めての経験でしたが、4人で挑戦してみようと決めました。みんなでテーマを出し合った後、今年の1月くらいから本格的に練習しましたが、本番を控えたリハーサルで他のチームのプレゼンテーションを見て、そのレベルの高さに驚き、これまで考えてきたプレゼンテーションの内容をすべて見直し、どうしたら人に伝わるのかをもう一度考え直しました。よりリアリティのある発表にするために、自分たちの過去の経験をエピソードとして織り込んだのが工夫したところです。
 初めての経験でしたが、自分たちがやってきたことすべてを出し切れました。3位という結果にも満足しています。これからもこの4人でさまざまな活動をしていきたいと思っています。