追究

2018年06月13日

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

2018年4月28日(土)~30日(月) 常滑市 ギャラリーrin’

作品作りを通じて人とつながりを深め、
自らの価値観を醸成する坂倉ゼミが、写真展を開催しました。

 創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻の坂倉ゼミは「写真」をテーマに学ぶゼミナールです。撮影技法の修得はもちろん、作品作りのための企画立案、調査、取材、構成、編集、社会への発信までトータルでおこなうことで、被写体となる人間や社会を自らの感性で捉え、そこから気づいたことを的確に発信できる力を養っています。

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

 4月28日(土)~30日(月)には学修成果発表展「fruition」と題し、作品の題材として日頃からお世話になっている常滑市で写真展を開きました。会場内には3年生と4年生の作品を展示。3年生が制作したびっくり箱のような「リアクション・カプセル」、作者の住む街を題材にした「ありふれたもの」、卒業生の作品集「photo book」、常滑で暮らす人々を被写体にした写真集「とこなめ物語」の4つのブースから成り、多様なメディア表現の作品が、訪れたお客様を楽しませました。

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

 坂倉ゼミの学生は、今回の写真展を通じて得た気づきやアイディアを卒業制作やゼミ活動に還元することで、より良い作品を追究していきます。

代表者コメント
(左から)3年生 田中 智大さん、4年生 上野 麻美さん

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「fruition」

 今回の写真展に向けて3年生は個人で「リアクション・カプセル」を、4年生はグループで「とこなめ物語」を制作しました。坂倉ゼミの良いところは、1つの作品に対してじっくり時間をかけて向き合えることだと思います。先生からはもちろん、ゼミのメンバーとも作品に対する意見交換を重ねて、より良い作品になるよう考え抜きました。また作品作りを通じて、多くの人と出会えるところも坂倉ゼミならではの魅力です。「とこなめ物語」では、おだんご屋さんのご主人、和菓子屋さんのご主人、陶器彫刻家・柴山清風のお孫さんの3名に取材し、写真と文章でその方々の人生を感じられる写真集を作り上げました。人とのつながりを深めることで自分自身の新たな価値観も芽生え、気づきが得られるたびに自分自身の成長を感じられます。それもすべて、取材対象者をはじめとする多くの方々のご協力やご厚意があったからこそ。自分たちの感謝の気持ちを会場に訪れた皆様に少しでも伝えられたらと考え、細かな部分にまでこだわって作品展をつくりあげました。説明文の大きさは見やすいか、会場内に抵抗なく入れるか、一つひとつを来場者の視点で検証していきました。写真展開催のために制作から会場設営まで、とことん見てもらう方のことを考え抜いた経験は、きっと自分の財産になると確信しています。