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2018年07月06日

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

平成30年6月9日(土) 星が丘キャンパス 53A教室

学生たちが韓国・朝鮮語の学修成果を発揮しながら、
多文化共生を支える力と心を磨き合いました。

 すべての学生の知的好奇心や向上心に応え、本学は多分野にわたる知識・技術が修得できる「全学共通教育」を充実させています。そのひとつである「言語活用科目」では、英語、中国語、韓国・朝鮮語などの段階的な教育をおこない、世界の人々とコミュニケーションするための語学力や異文化理解力を養成しています。韓国・朝鮮語の授業は10年以上前から開講され、毎年多くの学生が意欲的に履修。隣国の言葉や文化について理解を深めています。6月9日(土)には「愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト」が開催され、韓国・朝鮮語の勉強に励む学生のうち16名がエントリーしました。事前に提示されていたテーマは「韓国語との出会い」と「私が推薦する日本観光」。参加学生はあらかじめどちらかを選択し、書く内容を考案・推敲して、当日の作文時間80分で約1,600字の作文を書き上げました。

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

 コンテストの開会式では、外国語教育部門長・中郷慶先生が挨拶し「作文を『書く』ためには、語学力だけではなく『自分で考える力』『論理的に表現する力』なども必要です。このコンテストへのチャレンジを通して皆さんがさらに成長し、皆さんの世界が大きく広がっていくよう願っています」と学生たちを激励しました。また、審査委員を務めたのは、本学の韓国・朝鮮語教育主任であるチョ・スルソップ先生、他大学や韓国学校の先生方、韓国領事館や韓国企業の方々の計6名。約90分かけて厳正な審査がおこなわれ、その間、学生たちは韓国文化体験を楽しみました。

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

 特別ゲストとして登場したのは、名古屋を拠点に活動している韓国伝統音楽グループ・ノリパンの方々。雷、雨、雲、風といった自然界の音を表現する数種類の打楽器を巧みに打ち鳴らし、幻想的なサウンドを力強く響かせていました。学生たちも独特のリズムを短時間で覚え、演奏に飛び入り参加。ノリパンの方々と心をひとつにして曲を奏でて、会場はあたたかな拍手で包まれました。さらに、韓国の伝統的なボードゲーム「ユッノリ」大会も開催。学生や先生方が一緒になって白熱した戦いを繰り広げ、笑顔が絶えない賑やかな時間を過ごしました。

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

 最後におこなわれた結果発表では、最優秀賞に輝いた交流文化学部3年・坂野まきほさんをはじめ、優秀賞2名、審査員賞2名、特別賞1名の学生たちを表彰。それぞれが晴れやかな笑顔で賞状を受け取りました。今回の韓国語作文コンテストを経て、学生たちは語学力向上にいっそう励み、本学の理念「違いを共に生きる」を社会で実践していくことでしょう。

《最優秀賞》交流文化学部 交流文化学科3年 坂野 まきほさん

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第3回 韓国語作文コンテスト

 高校生の頃にドラマがきっかけで韓国に興味を持ち、交流文化学部に進学しました。学部や言語活用科目の先生方が熱心に教えてくださったおかげで、入学当初から韓国・朝鮮語の学びに熱中。1年次後期から2年次後期までの約1年間は韓国に留学し、語学力をさらに伸ばしていきました。現地では、韓国人の友人たちと交流を深め、彼らが日本の言葉や文化に高い関心を寄せていることを実感。「日本について、韓国の多くの人に伝えたい!」と考えるようになりました。こうしたエピソードや韓国・朝鮮語への思いについて、今回の作文コンテストで書き上げました。日頃の頑張りが栄えある賞に結びつき、とても嬉しく感じています。これからも向上心を燃やし、「韓国で日本語教師になる」という夢をかなえたいと思います。