2018年7月26日（木）　長久手キャンパス811教室

ネイルを使った新しいサービスやプロモーションを企画し、
企業の方に向けてプレゼンテーションしました。

　7月26日（木）、『メディアプロデュース基礎演習b』を受講する創造表現学部の2年生18名が、産学連携プロジェクトの発表会をおこないました。コラボレーションした企業は株式会社uni’que。アプリで簡単にネイルをデザインし、サイズもぴったりのネイルシールをオーダーメイドできる「YourNail」というサービスを提供しています。学生たちは「ネイルで新しいメディアをつくる」というテーマで、ネイルを使った新たなサービスやプロモーションを企画。そしてPowerPointなどを使って資料を作成し、企業の方へのプレゼンテーションに挑みました。当日は株式会社uni’que 代表の若宮和男氏、ゲスト講師として学生たちをサポートしてきた河原あず氏、株式会社エヌ・ティ・ティ・データの荒智子氏の3名を審査員としてお招きし、学生たちの発表を評価していただきました。

　発表会は1チーム8分で進められ、全7チームがプレゼンテーションをおこないました。最初に発表したチームは、ライブTシャツのデザインをネイルに取り入れて販売することを提案しました。ライブの思い出をコンパクトに収納できることや、身につけた時に同じ趣味の人に気づいてもらいやすくコミュニケーションをとるきっかけになることを主張し、自らの企画をアピールしました。若宮氏は「実現可能性がある企画だと思います。ネイルの利用シーンにバリエーションを持たせると、より提案を深めることができるのではないでしょうか」とアドバイスしました。

　また、最後に発表したチームはネイルにメッセージをこめてプレゼントする「SURPRISE NAIL」を提案しました。これはネイルシールを2枚重ねにして、シールを1枚めくるとメッセージが見られるというもの。学生たちはPR動画も作成し、使用方法やシーンを具体的にイメージさせることで、企画の魅力を伝えました。若宮氏は「シールを貼るのではなくて、はがすという発想がおもしろい」と学生ならではのアイデアに驚いた様子でした。
　他にも、映画やゲームとコラボする企画やネイルをダイエットに利用する企画など、学生の感性を活かしたアイデアが審査員の方々の興味を惹きつけました。

　最後に若宮氏は総評として「各チームとも個性が強く、発表の仕方にも才能が感じられました。ぜひ継続的にディスカッションをして、みなさんのアイデアを実現させましょう」と意欲を示されました。そして担当の富樫佳織先生は「みんなの中には世界を変えたり、新しいものをつくり出したりする力があります。それをいろんな方法で外に出して、これからもたくさんの人を感動させる人になってください」と学生たちにエールを送りました。学生たちは０から１を生み出す方法を実践しながら、企画力やプレゼンテーション能力を磨きました。全15回の授業は終了しましたが、今後も学生たちは、産学連携の実現に向けてアクションを続けていきます。