追究

2018年12月21日

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

 総合英語学科・英文学科では、2018年度から「Cabin Crew Course」を正式に開始しました。このプログラムは、オーストラリアのウエスタンシドニー大学とカンタス航空の協力の下、通常の語学研修だけにとどまらず、エアライン業界で必要とされる英語表現および実地体験ができます。今回は、本学だけでなく複数の大学とのジョイントグループで3週間の海外セミナーをおこないました。
 セミナーでははじめに、ホームステイ先でのルールやコミュニケーションの方法を学び、日本との生活様式の違いから生じる問題解決についてしっかりと説明がされました。通常の英語のレッスンは、習熟度別のクラスに別れて、世界各国から集まっている留学生との会話や文法を学び、エアラインの英語クラスは、飛行機や空港施設に関する英語から、乗客とのやり取りに使う丁寧表現などを学ぶことができました。

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

 最後の週には、カンタス航空の施設を利用した接客方法の実習をしました。ここは、学生だけでなく、実際にカンタス航空で働く社員の訓練場所にもなっており、パイロットや制服を着た大勢のフライトアテンダントと会うことが出来ます。ビジネスクラスやエコノミークラスごとの設備や提供する飲食物の違いや、主な声のかけ方など実践的な内容を学びました。

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

 授業以外にも留学生との交流会や、週末の観光イベントなどあっという間の留学体験でした。

「Cabin Crew Course」を動画で体験しよう!

参加学生インタビュー

海外で過ごす3週間で英語力を磨き、
実践的な体験を通して憧れのエアライン業界を目指す

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

文学部 総合英語学科1年(2018年度)水野 滉規さん

エアライン業界で働きたい!目標を持って海外セミナーに参加。

 高校生の頃、飛行機を利用した際に働いていた男性キャビンアテンダントの姿に憧れて、エアライン業界に興味を持ちました。少しでも目標に近づけたらと、2018年度から開始された、エアライン業界に特化した海外セミナー「Cabin Crew Course」に参加。オーストラリアで3週間を過ごし、はじめの2週間はウエスタンシドニー大学で語学研修、最終週はカンタスエアラインのトレーニングセンターで実践的な研修を受けることができ、充実した3週間を過ごすことができたと感じています。
 ウエスタンシドニー大学では外国籍の方々と触れ合い、生活を共にすることで英語力を伸ばすことができ、エアライン業界で使用されている言葉についても理解を深めました。また、ワインについての講習を受け、ビジネスクラスやファーストクラスでは、高級レストラン並みのサービスが求められると知り、そういった教養も身に付けなくてはいけないことを学びました。

本物の飛行機での研修を通して、エアライン業界で働くイメージを持てました。

 カンタスエアラインのトレーニングセンターでの研修は、現場で働くキャビンアテンダントやパイロットの方に話を聞けたことに加え、本物の飛行機に乗り込んでコックピットの見学など、エアライン業界で働くということをより鮮明にイメージできる経験となりました。サービス面では、第一印象を大切にすることを学び、いつでも笑顔を絶やさず気持ちの良い接客と、清潔感のある服装を心がけるよう教わりました。日常生活でも取り入れられるので、帰国後も意識して生活をしています。また、長距離移動のため、緊急時の人命救助など体力が必要な業界だとわかり、日本でも男性キャビンアテンダントの必要性を感じました。

総合英語学科・英文学科「Cabin Crew Course」

英語力はまだ発展途上。今後も業界研究を続けたい。

 研修は全て英語。苦手意識のあったリスニングも、前期に受講したネイティブの先生方の講義で、事前に本場の発音に慣れることができました。実践的な英会話を取り入れた講義も多く、会話に抵抗を感じることなく、コミュニケーションを行えたと感じています。私は今回の体験を通して、エアライン業界で働きたいという気持ちを再確認。今後は愛知淑徳大学で企画されるエアライン業界のセミナーへ参加し業界研究を深め、英語力を更に磨いていきたいと思います。