追究

2018年12月26日

司書・学芸員課程 講演会「美術館で働くということ」

司書・学芸員課程 講演会「美術館で働くということ」

2018年10月8日(月・祝) 長久手キャンパス・ミニシアター

愛知県美術館の館長をお招きし、学芸員の仕事の
魅力に迫る講演会を実施しました。

 愛知淑徳大学では、「全学共通教育」と称し、すべての学部の学生を対象に幅広い科目を開講しています。その内容は、英語や中国語を修得できる「言語活用科目」や地域社会・国際社会の中で自らを磨くことができる「アクティブラーニング科目」など、実にさまざま。学生たちはその科目群から自由に履修することができ、多様な知識やスキルを身につけ、豊かな人間性を養っています。この多彩な科目群の中にあるのが「資格教育科目」です。日商簿記検定の合格をめざす「会計教育科目」、中学校・高等学校の教諭免許状の取得をめざす「教職課程科目」、司書または学芸員の資格取得をめざす「司書・学芸員課程科目」の3つからなり、多くの学生が自らの希望する進路に合わせて履修しています。それぞれが開講内容に即したイベントや活動をおこなっており、学生たちに多くの学びの機会を提供しています。

司書・学芸員課程 講演会「美術館で働くということ」

司書・学芸員課程 講演会「美術館で働くということ」

 10月8日(月・祝)には「司書・学芸員課程 講演会 美術館で働くということ」と題し、講演会を開催。ゲストスピーカーに愛知県美術館の館長 南 雄介氏をお招きし、学芸員の仕事やそのやりがいについてご講演いただきました。まず南氏は愛知県美術館の概要について説明し、「半分以上が寄贈品である」という特徴を伝えながら、学芸員が働く環境について解説していきました。次に美術館に関わる職種を一覧にして提示。「学芸員」をはじめ、「教育普及専門家」「レジストラー」「保存修復専門家」「保存科学専門家」「アートドキュメンタリスト」など、10種類以上の職業についてそれぞれの仕事内容を1つずつ紹介し、美術館は多くのプロフェッショナルによって成り立っていることを示しました。さらに、学芸員の仕事についても仕事風景を撮影した写真をプロジェクターに映しながら解説。美術品の梱包の様子や報道陣向けに行われた内覧会の様子など、普段は見ることができない学芸員の仕事について、理解を深めることができました。

司書・学芸員課程 講演会「美術館で働くということ」

司書・学芸員課程 講演会「美術館で働くということ」

 大学での学びが、学芸員として働く際にいかに役立つのかイメージすることができた今回の講演会。会場に集まった学生たちは南氏の言葉を心に留め、これからも資格取得に向けて学びを深めていくことでしょう。本学では今回の講演会のようにさまざまな学修機会を用意することで学生たちの知的好奇心に応え、一人ひとりの成長を支えていきます。