追究

2019年09月09日

文学部 国文学科 国文学会研究旅行

文学部 国文学科 国文学会研究旅行

2019年6月15日(土)
アクアイグニス(三重県三重郡菰野町)、MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)、関宿(三重県亀山市)

文学と直接ふれあう貴重な経験から、
豊かな感性を養い、関心を高めました。

 2019年6月15日(土)、国文学科の有志メンバーが国文学会主催の研究旅行に出かけました。研究旅行の目的は、文学にゆかりある地を巡るとともに、他学年の交流を深めて、今後の勉学に活かすこと。今回のメインスポットは、授業で学ぶ“くずし字”で書かれた文献をはじめとした貴重な文学資料も展示されている「MIHO MUSEUM」と、中世や近世の紀行文に登場する「関宿」。古き良き文学を肌で感じられる場所で、学生は見聞を広めました。

文学部 国文学科 国文学会研究旅行

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 最初に訪れた三重県三重郡菰野町にある「アクアイグニス」は、“癒し”と“食”をテーマにした複合温泉リゾート施設で、湯の山温泉に2012年にオープン。まずは、互いの交流をかねて、施設を満喫します。パンやスウィーツ、レストランで食を楽しんだり、施設内の自然の中でのんびりしたり、インテリアショップでお気に入りの小物を見つけたりと、各々の楽しみ方で時間を過ごしました。

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 続いて訪れたのは、ルーブル美術館の中庭にあるルーブル・ピラミッドの設計などで知られる建築家・イオ・ミン・ペイが手がけた滋賀県甲賀市にある「MIHO MUSEUM」。中国の詩人・陶淵明の『桃花源記』に描かれた桃源郷をモチーフにした荘厳な風景に感嘆しながら、数百種類ある展示物を回遊します。特に学生の目に留まったのが、源氏物語や平安時代の祭りの風景などが描かれた絵や、京の町衆文化に関する展示。これらの展示に書き込まれた”くずし字”を読解できたことで、日頃の学修の成果を実感する機会となったはずです。

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 最後は、東海道五十三次で知られる三重県亀山市の「関宿」で、歴史ある町並みを探訪しました。この関宿という地は、中世の『海道記』、近世の『東路記』という紀行文の中で描かれ、当時の雰囲気を感じると同時に、文学の関心や学びへの意識が一層深いものに。また学生は、雑貨屋やカフェ、足湯などでまったりし、学生間の交流を改めて深め、旅を締めくくりました。今回の研究旅行では、これまで学んだ文学を共に学ぶ仲間と直接ふれあうことで、様々な意見や感想を語り合い、見聞を広めることができたことでしょう。