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2019年09月10日

総合英語学科専門科目「Storytelling and Retelling Ⅱ」英語朗読発表会

総合英語学科専門科目「Storytelling and Retelling Ⅱ」英語朗読発表会

2019年7月31日(水) 長久手キャンパス ミニシアター

それぞれが情感豊かに英詩を朗読し、
美しい英語表現や伝える力を磨きます。

 国際社会で求められる「総合的な英語コミュニケーション能力」の向上をめざす、文学部総合英語学科。海外で通用する語学力や異文化理解力を磨く実践的な授業が充実し、「読む・書く・聞く・話す」という英語の4技能と英語圏の文化を複合的に学ぶことができます。
 2年次に開講される「Storytelling and Retelling Ⅱ」では、英語圏の詩や演劇などを題材に、英語圏文学とともにストーリーテリングを学修します。ストーリーテリングとは、事実をただ説明するだけではなく、人の心を惹きつける“物語”としてドラマチックに伝える手法のこと。近年、ビジネスシーンにおいてもマーケティング戦略などで活用されています。この授業では、ストーリーテリングを身につけるため、英語圏の詩や演劇の読解・暗唱に取り組みます。学生たちはそれぞれの文学作品が生み出された歴史的背景、文化的背景、宗教的背景にも思いを馳せながら、気持ちのこもった英語表現を追求します。

総合英語学科専門科目「Storytelling and Retelling Ⅱ」英語朗読発表会

総合英語学科専門科目「Storytelling and Retelling Ⅱ」英語朗読発表会

 そうした学修成果を発揮する場として、7月31日(水)には「英語朗読発表会」が開催されました。2019年度は受講生22名がウィリアム・シェイクスピアの「sonnet18」、クリスティーナ・ロセッティの「In an Artist's Studio」、アルフレッド・テニスンの「Crossing the Bar」などを朗読。各作品の世界観に合った韻律を考え、言葉に乗せて多彩な情感を響かせました。さらに授業の締めくくりとして、マシュー・アーノルドの「Dover Beach」を全員参加で朗読。一人ひとりの息を合わせて読み上げ、国境をこえる文学の美しさや力強さを味わうひとときになりました。

総合英語学科専門科目「Storytelling and Retelling Ⅱ」英語朗読発表会

総合英語学科専門科目「Storytelling and Retelling Ⅱ」英語朗読発表会

 担当教員である平林美都子先生は「それぞれとても素敵な朗読だったと思います。一つひとつの言葉に込められた意味や感情がよく伝わってきました」と学生たちの努力を称えました。英語という言語や文学の奥深さを体感した学生たちは、これからより深く学修し、英語コミュニケーション能力だけではなく豊かな感性も身につけていくことでしょう。