追究

2019年10月07日

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

2019年8月22日 名古屋市南図書館

英語の絵本の読み聞かせや歌を通じて、
地域の親子とコミュニケーションを図りました

 8月22日(木)、名古屋市南区にある名古屋市南図書館にて、文学部 総合英語学科と人間情報学部 人間情報学科の初合同企画「英語のおはなし会」が開催されました。このイベントは、南図書館からオファーを受けて実現したもの。多文化共生を推進する名古屋市は、毎年8月を「名古屋市多文化共生推進月間」と定めており、多文化共生に関する理解の促進や日本人市民と外国人市民との交流推進を目的として、名古屋市内の各地で普及啓発活動が集中的におこなわれています。
 当日は名古屋市南図書館1階「おはなしのへや」に地域の親子が参加して開かれました。総合英語学科の学生が「Hello Song」を合唱し、イベントがスタート。手拍子とともに歌い出すと子どもたちも一緒に手拍子。その後にビロドー先生から短いあいさつをはさみ、歌とダンスの「Shark Attack」へ。手でお父さんサメ、お母さんサメ、赤ちゃんサメを模し、だんだんと歌のスピードを速めていくと子どもたちも大喜び。学生たちを見ながら、一生懸命真似をしている姿が印象的でした。

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

 学生たちによる読み聞かせ「From Head to Toe」、ビロドー先生による「Goodnight Moon」が終わるといよいよ会も終盤。全員で終わりの歌「Good-bye, Good-bye」を歌い、会は終了しました。終了後、会で使用した絵本をはじめ、図書館が推薦する絵本等を紹介すると、参加した母親たちは熱心に絵本を読み比べていました。英語への関心の高さを垣間見た瞬間でした。

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

 30分という短い時間でしたが、学生たちは親子を対象にしたイベントの楽しさや難しさを実感したことでしょう。人間情報学科の伊藤真理先生は「イベントを成功させるだけでなく、社会との関わり方も学んでほしい。慣れてきたら図書館との交渉も自分たちでできるようになるといいですね」と話してくれました。総合英語学科の太田先生は「初めてのイベントでしたが、みんなが楽しそうにやっていたのが良かった。この経験を次に活かしてほしい」とコメント。今後も機会があれば、このようなボランティア企画を立案し、英語を通じた地域とのコミュニケーションをおこなっていく予定です。

学生コメント

名古屋市南図書館 英語のおはなし会

文学部 英文学科3年 中村 颯子さん

 子どもが好きで、英語を使ったボランティアにも興味があったため、参加しました。7月から人間情報学科の学生たちと一緒に準備をし、8月の初旬にリハーサルを重ねて本番に臨みました。30分という限られた時間の中で、メンバー全員がいろいろな経験ができるように工夫しました。絵本を読み聞かせするチームと聞いている子どもたちをフォローするチームに分かれ、プログラムによってその役割を入れ替えて進行する方法はうまく出来ました。
 今回は初めてだったので分からないことも多かったのですが、一度経験するとイベント運営の雰囲気が分かるようになります。もし今後もチャンスがあれば挑戦してみたいです。このイベントを通じて英語に少しでも興味を持ってくれる子どもが増えるといいなと思っています。