追究

2019年11月19日

国文学科 竹内ゼミ 東京研修旅行

国文学科 竹内ゼミ 東京研修旅行

2019年9月12日(木)、13日(金) 東京各所

作者や文学作品の主人公が生きたゆかりの地を巡り、
自らの知見を広げていきました。

 国文学科の竹内ゼミは近代文学を専門とするゼミナールです。学生たちは谷崎潤一郎や森鴎外、夏目漱石などの作品を取り上げ、グループで研究したり、個人で卒業研究をしたり、さまざまなアプローチで作品を読み解いています。その過程で、学生たちは物事を考察する力や仲間と意見を交わし合う力、論理的思考力などを養っています。
 この竹内ゼミが9月12日(木)、13日(金)の2日間、東京で研修旅行を実施。小説や文豪にゆかりのある地を訪ね、自らの足で情報収集し、作品への理解を深めていきました。

国文学科 竹内ゼミ 東京研修旅行

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 1日目の行き先は谷崎潤一郎の小説『秘密』に登場する浅草界隈や浅草のシンボル的な存在であった凌雲閣跡地など。学生たちは数人のグループになって自由に散策し、谷崎潤一郎の物語世界をたどりました。

国文学科 竹内ゼミ 東京研修旅行

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 その後、ホテルの会議室に会場を移し、グループワークを実施。ゼミナール担当教員の竹内 瑞穂先生が『秘密』についてレクチャーした後、数人のグループになって作品に秘められたメッセージや『秘密』の主人公「私」がどんな顔であると読み取れるかなどをディスカッションし、その後、グループの意見を発表しました。

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 2日目は東京大学赤門、夏目漱石の『三四郎』にも登場する「三四郎池」、江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の舞台として知られる「団子坂」、現代文学にも様々なかたちで影をおとす大学闘争の象徴的な場でもあった「東大 安田講堂」などをフィールドワーク。学生たちは作者が生きた土地を巡ることで、知識を体験的に学ぶことができ、新たな気づきを得ることができました。

国文学科 竹内ゼミ 東京研修旅行

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 その後、竹久夢二美術館、根津神社、森鴎外記念館など、近代文化・文学の史跡を訪ね、作者や文献の情景と歴史に想いを馳せました。この東京研修旅行を通じて得た気づきは、今後の研究に存分に活かされていくことでしょう。