追究

2020年02月27日

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

2019年11月29日(金) 東文化小劇場(名古屋市東区)

音楽教育を追究する学生たちが
演奏会を開催し、研究や練習の成果を披露しました。

 音楽教育を専門とする教育学科 浅田ゼミでは、毎年ゼミ生による演奏会を開催しています。今年度は11月29日(金)に東文化小劇場でおこない、19名の学生が日ごろの研究や練習の成果を披露しました。
 第一部は3年生2人1組によるピアノ連弾。多くの方に親しまれているアニメーション映画の劇中歌や主題歌5曲を、情感をこめて演奏しました。

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

 第二部では、3、4年生全員でピアノ伴奏無しのア・カペラに挑戦。19人の歌声がひとつに合わさり、心地よいハーモニーが会場全体に響き渡りました。

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

 第三部は、4年生によるピアノ&ヴァイオリン演奏。バッハ、モーツァルト、ベートーベンが作曲した6曲を披露しました。難易度の高い曲も華麗に演奏し、豊かな音色と緩急のあるリズムで観客の方々を惹きつけていました。また、学生たちによる「共同研究」の成果も発表。各音楽家に対する知識を深め、生い立ちや代表曲などについてそれぞれ解説しました。

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

 最後は3、4年生全員によるベル&トーンチャイムの合奏。年末が近づくシーズンに合わせて、クリスマスにちなんだ3曲を奏でました。指揮に合わせてリズムをとりながら、ベルとトーンチャイムの優しい音色を観客のもとに届けました。
 さらなる高みをめざして、難易度の高い演奏や合唱に取り組んだ浅田ゼミのメンバー。仲間と協力して研究や練習に取り組み、演奏会を成功させて、人と人の心をつなぐ音楽の力を体感していました。卒業後も音楽教育を通して、子どもたちの豊かな感性を育んでいくことでしょう。

文学部 教育学科 4年 津田 梨帆さん

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

 今年のテーマは、「一人ひとりの高みをめざすこと」。より正確な音感やリズム感を磨くことを意識して練習に取り組みました。4年生は教員採用試験や教育実習も重なり、3年生と合同で練習できる時間が限られていました。そのため、事前にメンバーと話し合ってスケジュールを作成し、計画的に練習を進めてきました。ゼミ生一人ひとりが責任感を持ち、互いに意見を出し合うことで、各曲の完成度を着実に高めていくことができたと思います。
 演奏会での経験を糧に、将来教員になってからも児童それぞれの意見を大切にして、クラス運営や個々の成長の後押しに力を注ぎたいと考えています。

文学部 教育学科 浅田 まり子 教授

文学部 教育学科 第11回 浅田ゼミ演奏会

 今年の4年生は共同研究を通して、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、3人の音楽家について理解を深めました。音楽史は試験などのための勉強だけではあまり深くは知ることはできませんが、将来教員として音楽を教える上で役立つ知識が得られたことでしょう。また、演奏会に向けてゼミの仲間と協力し、練習に励む日々ではさまざまな葛藤があったかと思います。その過程で鍛えられた精神力や柔軟性は、きっと学生たちの強みになるはずです。
 音楽は特に小学校低年次のうちから基礎を学ぶことが大切になります。演奏会で身につけた知識や力を活かして、子どもたちに音楽の魅力を伝えていってほしいと思います。