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2020年02月26日

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

開催期間 2019年12月17日(水)~2020年1月12日(日)
合同講評会 2019年12月21日(土)
名古屋都市センター 11階まちづくり広場

愛知県内の建築系15大学が共同企画展を開催。
本学の学生も参加し、
地域の課題解決に向けた小学校を提案しました。

 建築、インテリア、都市計画などを学ぶ、創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻。専門科目「空間設計」では、2~4年次にかけて小規模店舗や住宅、複合施設などの設計課題に取り組みます。なかでも3年生を対象とした「空間設計Ⅳ」の前期には、「自分が通った小学校の現代化プロジェクト」として小学校の設計課題に挑戦。自分が卒業した小学校の敷地や現状を調査し、現代社会の課題に対応した新たな小学校を提案しました。エスキースでの担当教員からのアドバイスをもとに何度も設計案を練り直し、10月と11月には学内講評会をおこないました。そして受講生20名から選ばれた1名の代表学生の作品が、「建築系愛知15大学共同企画展」に展示されました。

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

 この企画展は、建築に関する学びを展開している愛知県内の大学の学生が、授業などで設計した作品を共同で展示する建築展です。2019年度は15大学が参加し、開催期間中には会場に多くの一般客や教員、学生が訪れました。

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

 12月21日(土)には合同講評会が開催され、作品を出展した学生によるプレゼンテーションがおこなわれました。本学の学生も出展作品の設計意図などをパワーポイントにまとめて、他大学の教員や学生に発表しました。審査員となった各大学の教員から講評をいただき、自身が設計した建築の課題点を明確にしていました。他大学で建築を学ぶ学生やその教員から、建築やまちづくりに関わる思考や視点の違いなど、さまざまな刺激を受けることができた展示と講評会。学生たちはこの経験を、今後の課題や卒業制作に活かして、成長し続けていくことでしょう。

参加学生コメント

建築系愛知15大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

建築系愛知15大学共同企画展 出展作品
作品タイトル:連なる屋根
創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 3年 高田絢女さん

 幼少期の経験や考え方は、その後の人生にも大きく影響します。そのような大切な時期を過ごす小学校を、人との関わりや豊かな感性を身につけられる場にしたいと思い、設計しました。特に意識したことは、まちと空間と人をつなぐことです。屋根には伝統文化の三州瓦を用いて、複雑につなぎ合わせることで一体感のある空間をつくりました。また、市民に開放するスペースも設けて、児童や地域の人が交流できるようにしました。授業後に子どもたちが安心して親の帰りを待つことができる居場所としての機能も持っています。