追究

2020年06月15日

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

2019年12月14日(土) 三重大学

日本食品科学工学会の中部支部大会で、優秀賞に輝きました。

 日本食品科学工学会は、食品に関する研究教育や食品産業の発展に貢献し、人々の食生活の向上、世界に誇る日本の食文化を支えています。この学会が2019年12月14日(土)に開催した中部支部大会に、健康栄養学科・菅野ゼミ3年生※の小川麗さんが参加。一般講演の部において研究成果をプレゼンテーションし、優秀な成績をおさめました。

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

 小川さんが卒業研究に向けて着目しているのは「小麦粉の揚げ調理」です。3年次には基礎研究として「小麦澱粉」に焦点を当て、油脂中での焼成について追究しました。この研究について小川さんは、担当教員の菅野友美先生の勧めを受けて日本食品科学工学会での発表を決意しました。

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

 ゼミ内での発表練習では仲間から投げかけられた質問を参考に、スライドの図表や説明をわかりやすく改善。万全の準備のもと、本番に臨みました。

 学会発表当日、小川さんは説得力のある力強い語り口で研究成果を発表。参加者からの質問にも的確に答えていました。結果、一般講演に参加した22組の中から4組のみに贈られる優秀賞に選出され、学会支部長から表彰をいただきました。社会人の若手研究者や大学院生の登壇者が多い中、大学3年生として初めての受賞となりました。

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

健康栄養学科 日本食品科学工学会 中部支部大会

 小川さんは「自分の研究成果をわかりやすく伝えるとともに、大学院生や社会人の方々の発表を数多く聞くことができ、大きな刺激を受けました。学部生のうちからこのような貴重な機会をいただくことで、人前で発表するということに自信を持つことができました。今後も調理の分野に重点を置いた学修・研究に力を注ぎ、将来、人においしいと感じてもらえる食品やメニュー開発に携わりたいと考えています」と受賞の喜びを語りました。健康栄養学科で身につけた科学的知識や論理的思考力、プレゼンテーションスキルなどを卒業研究や卒業後の進路にも活かし、多くの人の豊かな食生活や健康長寿社会に貢献していくことでしょう。

※2019年度