2020年11月11日（水）　サテライト教室：511教室

コピーとは何か？をプロから学ぶ、
オンラインワークショップが開催されました

　2020年11月11日（水）、創造表現学会が主催するワークショップ「コピーライティング入門～人を動かす言葉とは～」が開催されました。お招きしたのは広告代理店で17年間コピーライターとして活躍する魚返洋平さん。講師の魚返さんと受講生をオンラインでつなぎ、受講生は「パソコンやスマートフォンを用いて自宅で受講」または、「学内のサテライト会場で受講」のいずれかを選択できる、という創造表現学会初のスタイルでの実施となりました。

　ワークショップの前半は魚返さんが、「コピーとは何か」を解説。「コピーとは、読む前と読んだ後で、世界や社会の見え方がちょっと変わるような言葉」とまとめ、コピーはまず「What to say （なにを伝えるか）」 を見つけ出し、そのあと「How to say（どう伝えるか）」を考え抜くことで生まれると、コピーのつくりかたを紹介しました。そのあと、世の中にあるたくさんのキャッチコピーを例にとりあげ、より良いキャッチコピーをつくるヒントを伝授。「いろんな視点から見てみよう」「対象物の細部に着目して観察してみよう」と実際のコピー制作に活かせるポイントを伝えました。

　ワークショップの後半は、受講生が受講前に制作したコピーを、魚返さんが講評するスタイルで進行。お題は2つあり、1つは「家庭教師の利用を検討したくなるキャッチコピー」、もう1つは「写真をもっとプリントしたくなるキャッチコピー」で、魚返さんは提出されたすべてのコピーに対して講評していきました。さらに、受講生から提出されたコピーのいくつかは、魚返さんがより「人の心を動かす」表現に変えて紹介。時には「どういう意図で制作しましたか？」と魚返さんが受講生に質問を投げかけ、受講生たちは「コピーとは何か」を実践的に学ぶことができました。
　プロのコピーライターから、「コピーをつくるための考え方」を学ぶことができた今回のワークショップ。受講生たちの創作意欲を掻き立て、今後の創作活動の一助となることでしょう。