追究

2021年01月25日

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

2020年11月13日(金) 星が丘キャンパス 13D教室

「コロナ禍における観光」をテーマに、
4つの観光コースのゼミが、自らの研究結果を発信しました。

 愛知淑徳大学の交流文化学科 国際交流・観光専攻 観光コースは、「観光マネジメント」や「観光ホスピタリティ」「観光まちづくり」などをテーマに学び、観光の発展に貢献する力を養います。さまざまな魅力を持ったコースですが、今年度はオープンキャンパスが中止となり、観光コースで実現できる学びのすばらしさを十分に発信することができませんでした。そこで観光コースでは、動画投稿サイトを使って、各ゼミナールの学びを伝えることに。「観光ゼミ! ポスターセッション」と題し、各ゼミに所属する2、3年生がゼミナールで学んだ知識をもとに、「コロナ禍における観光」をテーマにしたプレゼンテーションを実施し、動画を公開しました。

■愛知淑徳大学【公式】YouTube■
交流文化学部観光ゼミポスターセッション はこちら>

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

 ここでは、参加した4つのゼミナールの動画について、その内容を紹介していきます。

《加納ゼミ/「まず足元の経済回復を目指す!」》

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

 加納ゼミは、「アフターコロナの観光業」をテーマに、コロナウイルスの流行によって、大きな打撃を受けている観光業が、今後、どのような対策をすればよいかについてプレゼンテーション。過去のデータや減少してしまった訪日外国人観光客数などを示しながら、観光業が活発化すれば、日本経済は回復すると提言。政府が取り組むGo Toトラベルについて解説した後、「コロナウイルス感染の危険性もいなめない」と課題を指摘しつつも、経済の回復のためには欠かせない取り組みでもあるとまとめました。そしてこのキャンペーンのメリット・デメリットを踏まえたうえで、加納ゼミ生なりのおすすめプランを提案。自宅から1時間程度の移動圏内を旅行する「マイクロツーリズム」を紹介し、自分たちで考えた「愛知県をめぐるオリジナルツアー」を紹介しました。最後には感染拡大を抑制しつつ、地域経済を回復させるため、工夫した旅をしましょうと呼びかけ、発表をまとめました。

■愛知淑徳大学【公式】YouTube■
交流文化学部観光ゼミポスターセッション①(加納ゼミ) はこちら>

《大堀ゼミ/「WithコロナAfterコロナにおける観光のありかた」》

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

 大堀ゼミは、唯一の2年生による発表でした。コロナ禍における観光業界の低迷の原因は単一的なものではなく、「旅行者の気持ち」や「インバウンドの状況」「企業や自治体の対応」など、さまざまな要因が互いに影響し合っていることについて言及。新しいキーワードとして「三密回避」があり、「旅行者の気持ち」に最も大きな影響を与えていると語りました。次に、打撃を受けた観光業の現状について解説。特に、「募集型企画旅行」の取扱額は、前年を大きく下回っていることを伝え、厳しい状況が続いていることを語りました。その後、旅行者の意識について、インターネット上で行ったアンケート結果を紹介しながら、「旅行に行きたい」と希望する人が多くいると、まとめました。さらに、宿泊施設の対策や観光施設の対策などを紹介しつつ、「観光業界は、旅行者の気持ちや行動が大きく影響していることから、旅行者一人ひとりの感染予防の意識と行動が大切になってくる」と発表を締めくくりました。

■愛知淑徳大学【公式】YouTube■
交流文化学部観光ゼミポスターセッション②(大堀ゼミ) はこちら>

《前島ゼミ/「離れていても地域貢献!~オンライン観光でつながろう~」》

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ! ポスターセッション

 コロナウイルスの影響で、遠方への外出が難しくなっている中、旅行を楽しむ方法はあるのか。また、このような状況下でいかに地域貢献ができるか。この両者のテーマを探る中で「オンライン観光」について知ったと語った、前島ゼミ。まずはオンライン観光について、オンライン宿泊、オンラインツアー、オンライン体験と分類し、そのうえで、「オンライン観光とは、インターネットを通して、その土地の気分を味わい、さまざまな体験ができる新しい観光の形」と定義づけました。また、オンライン観光は地域とつながるきっかけづくりをしているのではないかと、考察。さまざまな検討結果を踏まえながら、20代の男女50人に行ったアンケートをもとにした「オンライン観光を活かした地域活性化」の企画を立案しました。その内容は、観光スポットなどの写真を音楽と共に紹介する「Vlog」を制作しようというもの。実際に星が丘を題材にしたVlogの一部も写真で紹介しながら、オンライン観光の可能性を提言しました。

■愛知淑徳大学【公式】YouTube■
交流文化学部観光ゼミポスターセッション③(前島ゼミ) はこちら>

《林ゼミ/「オンラインツアーの実態!~参加してみて分かった!課題と可能性~」》

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ対抗! ポスターセッション

交流文化学部 国際交流・観光専攻 観光コース 観光ゼミ対抗! ポスターセッション

 新型コロナウイルスの流行によって広まったオンラインツアー。そのツアーに参加した、林ゼミのメンバーがそれぞれの体験談を伝えました。ツアー行程や特長、良かった点と悪かった点などを発表した後、ツアーのホスト役に実施したインタビューの内容を紹介。オンラインツアーを始めたきっかけやオンラインツアーのメリット・デメリットなどを語り、ふだんは旅行に行きづらい障害のある方なども参加できることや旅行参加者同士のつながりができることなどの魅力を導き出しました。そして最後に自らツアーに参加した経験やインタビュー調査の結果をもとに、オンラインツアーは新たな観光の形になりうるのかを検討。コロナウイルスが収束した場合、やはり人は現地に行きたいと考えるだろうと前置きしたうえで、「ビジネス向けの下見サービス」と「ユニバーサルツーリズムの新たな選択肢」として需要があるのではないかと提案し、オンラインツアーの新たな可能性を示しました。

■愛知淑徳大学【公式】YouTube■
交流文化学部観光ゼミポスターセッション④(林ゼミ) はこちら>