追究

2021年03月03日

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

2021年2月10日(水) 星が丘天文台ワークラウンジ

学生たちが設計プランを企業の皆様にプレゼンテーション。
優秀作品を選出する学外発表会に挑みました。

 2021年2月10日(水)、創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻の2年生を対象とした授業「空間設計Ⅱ」の学外発表会が開催されました。「空間設計Ⅱ」は、小規模な店舗と複合店舗を課題とした設計の演習授業です。学生たちは敷地調査の実施や外部講師の指導などを通じて、実践的に設計の手順やノウハウを身につけます。
 2021年1月19日(火)には、「空間設計Ⅱ」の第二課題である「星が丘 ビジネスラーニングセンター」の設計プランの最終講評会を学内で実施。学生たちは自身の案をプレゼンテーションして作品の魅力をアピールし、優秀作品に選ばれるよう競い合いました。そして、この最終講評会で高い評価を得た13名の学生が、今度は2月10日(水)の学外発表会に参加。会場となった星が丘天文台ワークラウンジは、第二課題の対象敷地となった星が丘ボウル内にあるワークラウンジで、空間設計Ⅱの担当教諭である間宮晨一千先生がオープンを手掛けたゆかりのある場所です。この場所で、学生たちは対象敷地となった星が丘ボウルのグループ会社である東山遊園株式会社の社員様から評価を受ける、学外発表会に挑みました。さらに、間宮ゼミの3年生が星ヶ丘三越の屋上を利用したコロナ禍における新しいイベントを提案。東山遊園株式会社の社員様にフィードバックをいただき、自らのアイデアを深める機会としました。

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

 2年生が発表した「ビジネスラーニングセンター」の案は実にバラエティー豊か。食糧問題をテーマにした畑を備えた施設、コロナ禍の社会に求められるオフィスの在り方を追究した施設、街と人をつなげる街並みのような施設など、学生たちの個性とアイデアがふんだんに盛り込まれた設計プランが次々と提案されました。2年生のプレゼンテーション終了後は、間宮ゼミの3年生が星ヶ丘三越の屋上を利用したイベント案を発表。マルシェとドライブスルーをドッキングしたソーシャルディスタンスが保証された青空市場と、さいころの出た目によって訪れるお店が決まるゲーム性を持たせたショッピングイベントの2案が提案され、屋上という開放的な空間を最大限生かした魅力的なプランが紹介されました。
 全員のプレゼンテーション終了後、厳正なる審査の結果、1位~3位の作品を選出。1位に選ばれたのは、完成しきることがなく、常に空間が更新されていく施設を設計した藪井 瑠香さん。2位に選ばれたのは若い女性をターゲットに据え、子育てしながら働ける空間や近隣の大学に通う学生が近道できるルートなどを提案した三輪 ひとみさん。3位は同率で2名が選出され、一人はエコやサスティナブルに配慮し、自然をテーマにした複数の空間を考案した佐藤 由紀乃さん、もう一人はつり橋をメインの建造物とし、ビジネスマンや近隣の子どもたちが集える空間を考えた舘 麻渚さんが審査員の高い評価を受け、堂々の受賞となりました。

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

建築・インテリアデザイン専攻 空間設計Ⅱ 学外発表会

 学内だけにとどまらず、実在する敷地を対象とし、さらにその敷地に関わる皆さんに設計プランを評価いただく貴重な機会に恵まれた「空間設計Ⅱ」。これからも建築・インテリアデザイン専攻では、社会とリンクした学びを多く提供し、学生たちの「より良い暮らしや社会の在り方などを空間から考察する力」を育んでいきます。